サウジアラビア:レバノン情報相が自身の辞任にともなう「湾岸諸国の立場の変更」の保証を求める(2)
2021年11月04日付 al-Quds al-Arabi 紙


■複数筋によると、カルダーヒー氏は自身の辞任によって「湾岸諸国の立場の変更」が保証されることを望んでいる。

【シリアTV:諸通信社】

同筋は、カルダーヒー氏が「自身の辞任が『湾岸諸国から前向きに捉えられる』という保証を伴うかどうかを知りたがっている。レバノンに対する湾岸の立場を変更しない辞任は無益なままだからである」と述べた。

レバノンは約2年前から続いており同国史上最悪とされる経済危機に苦しむなか、サウジアラビアが先鋒に立つ湾岸諸国からの対外援助に特に期待を寄せている。

ミーカーティー首相は木曜日、「政府は、情報大臣が情報省を引き受ける以前に表明した個人的立場のために、新しく非常に困難な試練にさらされた」と述べ、「この立場によってレバノンにサウジアラビアおよびアラブ湾岸諸国による断交措置がもたらされた」と付け加えた。

サウジアラビアが率いる有志連合軍は隣国イエメンのアブド・ラッブフ・マンスール・ハーディー大統領の要請を受け、2015年以来同国で軍事作戦を実施している。これは政府軍を支援しつつ、イランによって支援されたフースィー派に対抗するものであり、同派は2014年以来、首都であるサナーア(北部)を含む複数の県を支配している。

国連によると、「世界最悪の人道危機」のなかで継続する戦争により233,000人以上の命が奪われ、イエメンの人口の80%にあたる約3,000万人が援助に依存せざるを得なくなった。

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( 翻訳者:木戸 皓平 )
( 記事ID:51686 )