G20アフガニスタン会議にエルドアン・メッセージ「新たな負担は不可能」
2021年10月12日付 Hurriyet 紙


レジェップ・タイイプ・エルドアン大統領は、アフガニスタンの議題とともに招集されたG20の特別リーダーサミットに対してバフデッティン宮殿から、ビデオ・カンファレンス形式で参加をした。「約500万人の難民に対する受入国となっている我が国は、アフガニスタン出身の新たな難民の重責を引き受けることはできない」と語るエルドアンは、「トルコの南部そして東部国境にいる、難民の圧力からヨーロッパ各国もまた影響を受けることは避けることはできない」という表現を用いた。

レジェップ・タイイプ・エルドアン大統領は、アフガニスタンの議題とともに招集されたG20の特別リーダーサミットに対してバフデッティン宮殿から、ビデオ・カンファレンス形式で参加をした。

参加者たちに挨拶をしながら会合に対して、素晴らしい結果となることを望むと願っていると語るエルドアン大統領は、G20を世界が直面をしているチャレンジに対して、基本的な協力プラットフォームとして見ていると語った。

エルドアン大統領は、アフガニスタンで発生している進展が、政治そして人道的な側面とともに経済的そして金融的なアプローチもあるということを強調しながら、問題がG20の事業の枠組みにおいて評価されることを満足と共に受け止めるということ、意見交換の機会を与えてくれた現在の会長であるイタリアに感謝をした。

■「アフガニスタンにおいては、新たな政治事実と直面をしています」

アフガニスタンにおいては、新たな政治的そして地政学的な真実と直面していると述べるエルドアン大統領は、「国において治安そして安定がすぐにでももたらされることは、ただ地域的なレベルにおいてではなく、国際的なレベルにおいても決定的に重要である。対話のチャンネルを開いておきながら、戦略的な忍耐とともに、そして段階的なアプロ―チととともに、タリバンを包括的な政権を作ることへと方向づけなければなりません。」と語った。

アフガニスタン国民は政治的な不透明さが傍らにありつつ40年を超える不安定、闘争そしてテロの破壊の結果と共に闘争を行ったと言及をしながらエルドアン大統領は以下のように続けた。

「このような時期にあって国際社会はアフガニスタン国民に対して背を向けること、この国を自身の命運へと放っておいてしまうような横柄さはないはずです。政治的プロセスから独立をして、国において次第に深刻さを増している人道危機のためにアフガン国民とは強力な連帯が提示されなければなりません。トルコ赤新月者は、最終的に33トンの物資的支援を行いました。追加の包括的な人道支援パケットについても仕事をしています。この困難な日々において、アフガニスタン国民に対しては兄弟性の任務を実行しつづけるでしょう。カブール空港において、8月26日にイスラム国によって実行されたテロ攻撃において、また、最近の日々においてカブール、そしてその他の幾つかの週において起こった活動において見受けられたようなテロの脅威は未だに継続しています。アフガニスタンにおける進展が難民の流入のリスクを増大させていることも、あなたたちは確信をされていることでしょう。

■「トルコは、アフガニスタン出身の新たな難民の負担を背負うことはできない」

レジェプ・タイイプ・エルドアン大統領はシリアからやってきた360万人もの人々をはじめとして、約500万人の外国人を受け入れるトルコが、アフガニスタン出身の新たな難負担を背負うことはできないと述べながら、以下のように語った。
「トルコの南部そして東部国境にいる難民の圧力がヨーロッパにも影響をもたらすというのは避けられません。G20が、国際的な経済への影響も考慮しつつ、難民そして強制的にある場所から逃れさせられたという問題を議題にすることは、この観点から必要なことと思います。このグローバルな問題に対して、システマティックな観点がもたらされるという目的と共に、G20 の構造内に一つのワーキンググループが構築されることを提案します。
トルコとして、このグループの会長にもまた望むことがあります。インドネシアの今度の会長職において、この領域において具体的な歩みを進めるために真剣な機会を有していると私は信じています。」

すぐにもトルコでは、奨学金ありの1,100人のアフガニスタン人学生が学んだと述べるエルドアン大統領は、「過去から今日にまで、奨学金を与えたアフガニスタン人学生の合計は一万人を超えています。アフガニスタンにおいてもまた私たちのこの支援は継続している。」と語った。

エルドアン大統領は、イタリア大統領のマリオ・ギドラ氏が開会宣言で表明したことを受けて、暫定政権が待ち望んでいるものを未だ提供していないと述べながら、「人道的支援、治安、アフガニスタンがテロ組織の基地となることを防ぐというテーマで、過激思想を妨害することにおいていまだに必要な包摂を私たちは見ていません。地域的なインフラ、社会上部構造においてトルコは大変な仕事をしました。女性学生が学校に通えられるようにすること、マイノリティの諸権利は、この問題においては真剣な意味合いでアフガニスタンの、組織される予定のタリバン政権とともにこれらを解決する必要があります。」という評価を行った。

エルドアンは、会議が成功裏に終わるように祈った。

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( 翻訳者:堀谷加佳留 )
( 記事ID:51701 )