トルコ:多くの業者がトルコへの密入国サービスを提供(2)
2021年10月18日付 その他 - Snack Syrian.com 紙

■トルコへの密渡航ルートが開かれる。「軍事ルート」および「民間ルート」に数千ドルにおよぶ金額が付けられる

【スナック・シリアン・ドットコム】

密渡航業者たちは密渡航のプロセスとして、シリア国内のいずれかの都市からアレッポ、その後トルコへの輸送、あるいはアレッポ発で直接トルコ行きの輸送といったさまざまな業務を提供する。すなわち、密渡航を望む人はまずはアレッポに向かうのである。その後彼らは密渡航業者たち、あるいは彼らの妻とされる人々が提供する業務にしたがって、トルコへと移されることとなる。

本ウェブサイトはある密渡航業者の妻である「ウンム・ハーリド」さんに連絡を取ることができた。彼女によると、密渡航の希望者たちがアレッポの街を発ちたい場合は、まず彼らは密渡航業者のチームによって同街内のある家屋に集められ、「軍事ルート」と「民間ルート」の2グループに分けられるのだという。彼女によれば、軍事ルートは100%安全であり危険は存在しないが、民間ルートに関してはトルコとの国境において複数の危険が生じる可能性があるのだという。

さらに「渡航希望者が犯罪の容疑が掛けられていたり、司法当局やシリア当局によって出頭が求められている人物であった場合、渡航することができるのか?」という本ウェブサイトの女性特派員(彼女が女性であることを考慮して)による質問に対し、ウンム・ハーリドさんは以下のように答えた。「渡航希望者がアレッポで密渡航用の車に一度乗り込むと、彼はその後どの検問所やどの地点においても降りることはありません。目的地である交換ポイントまで直接向かうのです。そこでは渡航者の個人情報の提示や、個人データの再確認が求められることはありません」。

(後略)

(1)に戻る

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:木戸 皓平 )
( 記事ID:51729 )