濃霧で海峡閉鎖、大損害
2021年11月07日付 Milliyet 紙

ボスポラス海峡とダーダネルス海峡では、ここ2〜3日発生していた霧のため、海峡を通過しようとしていた貨物船数百隻が長時間の待機を強いられた。海峡の入り口に船が渋滞し、遅滞による被害額は数百万ドルにのぼるとみられる。

写真1:ここ数日、マルマラ地方に影響を与えている霧は、海上交通にも悪影響を及ぼしている。ボスポラス海峡ではこの霧の影響が深刻となり、海峡での海上交通は約11時間にわたって運航が中断され、これにより商業船の通行にも遅延が発生した。

写真2:被害甚大
一般に船がボスポラス海峡を通過する際の平均待機時間14時間だが、霧の影響でこの時間がさらに延びる可能性がある。また船積み遅延の影響で世界貿易において数百万ドルの損失が出ると推定されている。

写真3:渋滞発生
黒海およびマルマラ海方面から来てボスポラス海峡を通過しようとする船は、マルマラ海側ではアフルカプ沖合で渋滞、黒海側から来た船はクムキョイ沖合で渋滞を引き起こした。

写真4:ボスポラス海峡の入口で通過待ちをしている船数百隻を上空から見ると、船舶レーダーシステムにおいても海峡の入口・出口で多数の船が待機している様子が見られた。

写真5:12時間の待機費用は1万2千ドル
この問題について説明するイスタンブル商科大学交通システム専攻長のムスタファ・イルジャル教授は、「通常状態での船の待機時間は14時間で、船の1日あたりの費用は12万ドルである。船の大きさと積載量に応じて支払いが発生するとして、最小サイズの船でも12時間あたり1万2千ドルかかる。

写真6:この支払額は、船のサイズにもよるが最大12万ドルにのぼる。船舶オペレーターはこの待機によって損失を被っている。今日は霧があるからと、14時間のはずが3日間待たされている船がある。100隻あたりの1日の費用はすなわち1000万ドルの損失を意味する。

写真7:これは貨物運輸における損失となる。さらに事故のリスクもある。船数は絶えず増加している。内航船もあり、これらもあらゆる方面に運航している。

写真8:ボスポラス海峡には16箇所の交差ポイントがある。過去には事故もあった。リスクには2種類あり、ひとつは事故のリスク、もうひとつは待機時間とそれにかかるコストである。つまり事故のコストはここではまったく計算外である。

写真9:さらに環境への影響もある。近年、パリ協定について議論がなされている。船からの排出物が(イスタンブルの)歴史半島に与える影響、海岸部に与える影響もある。

写真10:さらに人間の健康への影響、海洋生物への影響。つまり何が起こるかというと、反対がおこる。しばらくすると、高速道路で起こったのと同じように海でも行列ができるようになるだろう。

写真11:海上貿易は飛躍的に伸びている。2019年の取引額は120億ドルで、この25パーセントは地中海域での取引である。地理的観点からトルコはまさにこの交差点にいる」と述べた。

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( 翻訳者:原田星来 )
( 記事ID:51807 )