低所得国はワクチンの代わりにコロナ用錠剤を入手
2021年11月18日付 Jam-e Jam 紙


 世界の多くの地域でワクチン接種の遅れが深刻になっている中、現在、COVID-19用の錠剤がこの危機を制御する手段であると考えられている。

【ジャーメ・ジャム電子版】ガーディアン紙によると、ファイザー社は、抗コロナウイルス錠剤の供給のため、低所得国・途上国と契約を結んでいる。

 同社は声明の中で、ジェネリック医薬品メーカーが、「パクスロビド[PAXLOVID]」という錠剤を世界人口のおおよそ53%を占める95の低所得・中所得国に供給できるようにする、と発表した。

 この契約は、経口抗ウイルス薬による継続的な治験の通過と規制当局の承認取得次第である

 承認された場合、この錠剤は数か月間で市場に出る可能性がある。

 またファイザー社は、アメリカでのCOVID-19用の錠剤を緊急的に使用する認可を求めると発表した。

 この錠剤は抗ウイルス治療に使われ、プロテアーゼ活性を防ぐよう製造されている。プロテアーゼは、コロナウイルスが複製する必要のある酵素である。

 ファイザー社の錠剤の価格は未だに確定していない。

 この錠剤は、コロナワクチンの最良の代替品となる可能性がある。世界中の多くの国々は、未だにワクチンを入手できない状態にある。

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( 翻訳者:SK )
( 記事ID:51921 )