イラン司法府人権本部 囚人に関する国連特別報告者の主張に対し回答
2021年11月12日付 Jam-e Jam 紙


 イラン司法府人権本部は、アーテナー・ダーエミー氏に関する国連特別報告者の主張に対し、同本部の調査結果を発表した。

【ジャーメ・ジャム電子版】司法府人権本部によれば、同本部は人権擁護者に関する国連特別報告者メアリー・ローラー氏のツイートと、アーテナー・ダーエミー氏が家族との連絡を禁じられているとするローラー氏の主張に対する回答の中で、国連特別報告者は信頼できる情報源にあたるべきだ、と記した。

 司法府人権本部は国連特別報告者が発表した情報について調査した。調査結果は以下の通りである。「ダーエミー氏は信頼できる情報源にあたるべきだ。調査担当者から発表された情報とそこから得た結論について司法府人権本部が認識しているところでは、ダーエミー氏は過去7ヵ月間に34回、家族や弁護士と面会している。また関連する規定に従って家族と連絡を取ることについても、なんら問題はない。」

 この報告に対し、メアリー・ローラー氏はツイッターで以下のように主張した。「私はアーテナー・ダーエミー氏が2ヵ月以上家族と連絡を取る許可を得られていないという懸念すべき報告を耳にしている。イラン当局に対し、直ちに電話連絡の手はずを整えるよう要請する。」

 国連特別報告者は上記のように主張しているが、全てのイランの囚人は諸規定に従う限り家族や代理人と連絡を取ったり面会したりする権利を有している。

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( 翻訳者:SHCH )
( 記事ID:51935 )