宗教の授業、選択したら100点満点!
2021年12月04日付 Cumhuriyet紙


イスタンブルのカドゥキョイ区国民教育局は、訴えによると、学校に対して宗教的内容を含む授業を選択しない生徒の家族に対して圧力をかけるよう要求した。また生徒に対しては、宗教の授業を選択した場合評点を100点満点にする「賄賂」の提供があったとされる。

<写真:「教科:宗教の授業(必修[強制])、学習内容:宗教に強制なし」>

イスタンブル広域市カドゥキョイ区国民教育局が学校や保護者に対し、宗教的な内容の授業を選択するよう圧力をかけたとして、国会で追及がなされた。
 
国民の民主主義党(HDP)イスタンブル選出のアリ・ケナンオール議員は、同問題を巡る質問で、カドゥキョイ区教育局が数年にわたり「宗教的内容」の授業を選択するよう圧力をかけていると指摘した。

ケナンオール議員は「イスタンブルのカドゥキョイ区国民教育局は、生徒が選択教科の宗教の授業を選択するよう、学校や保護者に対して圧力をかけている。学校や保護者からの反対を知ったうえで、「宗教と道徳文化」科の教員が、生徒が同教科を選択した場合100点満点の評点を与えるという賄賂を提供していることも分かっている。カドゥキョイ区教育局が学校に送った文書では翌日までに教科選択フォームを埋め区教育局に送るよう指示されているが、区教育局が早く送った一部の学校のフォームを確認したところ宗教の授業の選択数が少ないことに気づき、学校に対して圧力をかけはじめたと聞いている。区教育局は宗教の授業が選択されるよう、生徒と保護者の誘導を求めている。学校側の反対にもかかわらず、区教育局の要求通り生徒と保護者に対して圧力がかけられている。区教育局は対面授業再開にあたり今年9月時点の教科選択を無効とし、12月に宗教の授業も選択できるよう新たに教科選択を行うように学校側に求めている」と追及した。      

■国民教育相の答弁が待たれる

ケナンオール議員は、学校側が区教育局による措置が不当だとして要請に反対しているにもかかわらず区教育局側が「再度教科選択を行い、教科選択は12月3日までに完了することとする」との態度を崩していないと指摘し、マフムト・オゼル国民教育相に対して以下の質問を行った。  

・生徒に対し宗教の授業の選択を強要したカドゥキョイ区教育局長は解職されるか。
・生徒に対し選択教科である宗教の授業を選択した場合に評点を100点満点とする便宜を供与した宗教の授業の教員に対し、人物の特定と何らかの処分は行われるか。
・2学期に再度教科選択を行う予定はあるか。
・選択教科である宗教の授業を選択させる圧力を原因として対面教育継続の計画に変更が生じた場合、起こりうる健康問題について誰が責任を取るのか。
・なぜカドゥキョイ区教育局は生徒が自らの関心と能力に応じて授業を選択する自由を組織ぐるみで侵害するのか。 
・国民教育相は教育局が選択科目である宗教の授業を選択するよう保護者に圧力をかけていることを関知していたか。
・生徒や保護者の教科選択の自由を奪った担当者、責任者、教員に対する処分を予定しているか。

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(翻訳者:麻生充仁)
(記事ID:51951)