イラク:農業が直面している危機(1)
2021年12月06日付 al-Sabah al-Jadid紙

■イラクの農業を脅かす2つの問題…干ばつと対テロ戦争
■戦略作物の農地面積縮小は、その不足分を補うための輸入につながる

【バグダード:本紙】

イラクのマフディー・ダマド・カイスィー農業省顧問は日曜(5日)、食糧配給の需要を満たすために同国が今後数か月の間小麦の輸入に頼ることになりそうだと語った。一方、アンバル県カーイム郡の郡長は推定2万5000ドゥーナム(注:2500ヘクタール)にのぼる農地が治安部隊の兵舎に用いられたために開発されなかったことを明らかにした上で、これらの農地は同県の農作物の需要を満たし、余剰分を他県に出荷してきたことを指摘した。

イラクでは今日2つの危機が深刻化している。1つ目の危機は、国境と国土からテロの影とISISのメンバーを追い払おうとする治安部隊の試みであり、部隊は激戦区に展開することを余儀なくされている。2つ目の危機は国土の大半に広がる干ばつであり、その原因は雨不足や上流に位置するトルコから流れてくる河川水量の不足、そしてイランによる近隣県に注いでいた全ての農業用河川の遮断である。

カイスィー顧問はこの事に関し、「乾季によって農地面積の50パーセント以上が縮小されてしまった」と述べた。


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(翻訳者:吉永伊吹)
(記事ID:51964)