マリ:過去に略奪された遺物の盗品の返還が米国政府により行われる
2021年12月12日付 al-Quds al-Arabi 紙


■マリ共和国 古代遺跡から略奪された1000にもおよぶ骨董品を回収

【ヌアクショット:本紙】

米国政府は先週、略奪され博物館へ収容されていた1000品にもおよぶ歴史的な骨董品をマリ政府へ返還した。その内には数世紀前にマリを支配していたソンガイ王国やガーナ王国に起源を遡る彫刻が施された石々や数百の骨董品が含まれている。

返還された遺物のなかには900~1700年前の葬儀用陶器や、1100~1400年前の様々な色が施された壺が含まれている。

これに先立ち米国務省は2020年6月、マリの遺物管理機関が米国資本の寄付金を得られるよう介入していた。その資金はマリ共和国への略奪された遺物の返還および同国によるそれらの展示を可能にするものである。

米国の在ヒューストン(連邦政府)税関は2009年に金銭価値のある遺物の略奪品を搭載するコンテナを押収した。またそれらはマリ政府への引き渡しがなされるまでの間米国内で保管され続けた。

(後略)

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( 翻訳者:中村 優世 )
( 記事ID:51995 )