モロッコ:教育分野の雇用年齢規定に関する議論
2021年12月13日付 al-Quds al-Arabi 紙

■教育分野の雇用年齢の規定に関してモロッコで議論が続いている
■政府高官は年齢規定を深い研究の結果だとみなす
■専門家は「両刃の剣」と指摘

【ラバト:本紙】

モロッコでソーシャルネットワークを通して教員雇用に関する闘争のボイコットが再三にわたり呼びかけられていたにも関わらず、教育省の複数の情報筋は土曜(11日)、闘争は概ね肯定的な雰囲気で行われ、多くの教職に就きたいと願う若者や地方公務員が参加したことを明らかにした。

教員の上限年齢を60歳と規定することに関する議論は続いており、国家教育・幼児教育・スポーツ省のアル=ジャディーダ市の長官は、教育職に就くにあたっての新しい条件は深い研究に基づいて示されたものだと述べた。

また、週刊紙『ムンアタフ』は先の長官の話として、教育分野における雇用年齢規定を30歳にする決定は、政府が2016年から2020年までの研究や試みの要旨に基づいて行ったと伝えた。加えて、その決定は学生や保護者にとって望ましい質に到達すべく、若返りと人材強化を目標としている、と述べたという。

(後略)

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( 翻訳者:落合美月 )
( 記事ID:52001 )