数多くの商品に大幅な値上げが行われているのに次いで、年明けからも大幅な値上げが行われると予想して、全国民が頭を悩ませ始めている。パソコン、携帯、テレビ、食洗器、冷蔵庫などの白物家電はどれほどの値段になるのだろうか？

ドル対トルコリラ為替レートにおける市場価値の差は日々拡大を続けている中、経済危機はトルコ国民の懐を痛め続けている。白物家電は経済危機により恩恵を得ている。

中古品店で売られている中古の白物家電の価格を調べているジュムフリイェトTVは、年明けから白物家電の価格が50%の値上がりになるだろうと伝えた。

中古品業者は、2か月間毎日価格が変動しており、1000トルコリラ(約7255円)を下回るテレビはないと話した。

中古品業者は、去年は5千トルコリラで家具を揃えられていたが、今年1万2千トルコリラ(8万7067円)を下回ることはないだろうと話し、「価格は絶えず上がっていくだろう」とした。(注)

注：今年の公定の最低月額賃金は手取額で2825.9リラであり、今日時点(2021.12.17)で1リラは7.26円で日本円にして約2万503円にあたる。今年の1月1日時点で１リラは13.88円で、月額最低賃金は約3万9217円の価値があった。トルコには最低の保証も受けられないシリア、イラク、アフガニスタンなどからの移民・避難民も多い。

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（ 翻訳者:小鉄礼子 ）
（ 記事ID:52012 )