パレスチナ:首相が1948年の犯罪の調査のためにイスラエルの資料を開示するよう要求(1)
2021年12月20日付 al-Quds al-Arabi 紙


■イシュタイヤ首相は1948年の犯罪の調査のために国際委員会に向けてイスラエルの資料を開示するよう要求

【ガザ:本紙】

パレスチナのムハンマド・イシュタイヤ(シュタイエ)首相は、1948年とその後数年間にイスラエルがパレスチナ市民に対して犯した虐殺行為を調査するために、国際調査委員会に向けてイスラエルの資料を公開するよう要求した。

イシュタイヤ首相は、毎週の政府会合の開始にともなうスピーチのなかで、480以上の町村におよんだ破壊行為、また今なお自宅から退去させられたままの難民たちを含む90万人以上のパレスチナ人に対する強制移住行為を調査する必要があると強調した。

同首相はまた、一週間前になされた、虐殺に関するイスラエルの資料の検証をともなう一部のジャーナリストたちによる調査が「氷山の一角」であることを明らかにした。また「口頭および書面で残されたパレスチナの歴史は犯された虐殺の規模を明らかにしている。そしてその虐殺から逃れた何千人もの人々はまだ生きており、国際委員会に対して証言をすることができる」と述べた。

シオニスト集団は1948年、パレスチナの土地を占領するために同国の町村に対する攻撃を開始し、住民たちにその地からの移住を強制した。またその際「ナクバ事件」として知られる大量虐殺を犯したということは注目に値する。

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( 翻訳者:内田かぐ美 )
( 記事ID:52055 )