イスマイル・アー教団内の亀裂、拡大か
2022年01月01日付 Cumhuriyet紙


公正発展党(AKP)の強固な支持基盤であるイスマイル・アー教団内での派閥争いが新たな曲面を迎えている。教団の有力者の一人であるアフメト・マフムト・ウンリュ導師が、マリフェト派との協力を解消したことが明らかとなった。

公正発展党(AKP)の強固な支持基盤として知られるイスマイル・アー教団内部で起こっている混乱について、本紙のバルシュ・テルコール記者は、先週寄稿した記事で、「ジュッベリ(法衣を纏った)・アフメト導師から注目の発言:イスマイル・アー教団内でのビザンツ・ゲーム(訳注『ビザンツ・ゲーム』は陰謀をテーマにしたコメディドラマのタイトル)」という見出しとともに解説した。

テルコール記者は記事中、イマーム・ハティプ学校に批判的な発言で話題となっているアフメト・マフムト・ウンリュ導師と、マリフェット協会と名乗って活動する一派との緊張状態を明かし、「アフメト導師が最近議論の中心になるにつれ、イスマイル・アー教団内でアフメト導師への批判行動が起きている。特にアフメト導師への追従姿勢で知られていたマリフェト派が、同じくアフメト導師が(批判の)ターゲットにしていたファーティフ・メドレセのメンバーと協働した。ファーティフ・メドレセのトップであるマスーム・バイラクタル氏が、教団の主要道場のひとつであるマフムト・エフェンディ・モスクにいる姿(画像)がアフメト導師に近しい人々によって共有された。(アフメト導師は)教団の歴史的リーダーであるマフムト・ウスタオスマンオール師は反マスーム・バイラクタルであるとし、「リーク」が起きている、とした。そしてマリフェト派を激しく非難した」と報じた。

■写真に激怒

教団内の緊張状態は新年を前に新たな曲面を迎えた。 アフメト・マフムト・ウンリュ導師は、2021年12月31日にYoutubeチャンネルで公開されたトークで、マリフェト協会との関係を完全に終了させたと発表。その際、11月にアルジェリアで開催された会議に関連して、協会SNSページを、マリフェト協会リーダーのムハメド・ケスキン氏が、教団の「シェイク」マフムト・ウスタオスマンオール氏の代理であるかのような書きぶりで公開したことに反発を示し、次のように述べた。「その画像は11月にマリフェト協会のウェブサイトにアップロードされた。私は毎日、それを見せられながら我慢している。(その画像は)毎日、我々の目を見つめながら、「我々がこうしてシェイクを侮辱しても、お前たちは何もできないだろう!」と我々を罵倒している」。

アフメト導師によるトーク内容は次のとおり。

「彼らはアルジェリアに行ったらしい。彼はシェイクの手に口づけたらしい。どこにでも口づけるがいい。私には関係ない。好きなところに口づけをすればいい……、(SNSページで)マフムト・エフェンディ尊師(の写真)は一番下に置かれている。マフムト・エフェンディ尊師は会議に出席されたか?いや、されていない。アルジェリアに行かれたか?いや、行かれていない。にもかかわらず、御年100歳にもなられる方の写真がなぜここに掲載されているのか?その下に、ファズィレトゥシュ(徳のある)・シェイク・ムハメド・ケスキンと書かれている。この会議費用も問題だが、それは別の機会にしたい。とにかく、マフムト・エフェンディ尊師はこの会議に参加しなかったにも関わらず写真が掲載され、名前が書かれていることは深刻な冒涜だ。この画像は11月18日にマリフェト協会のウェブサイトにアップロードされた。私は毎日、それを見せられながら我慢している。(その画像は)毎日、我々の目を見つめながら、「我々がこうしてシェイクを侮辱しても、お前たちは何もできないだろう!」と我々を罵倒している、私はそう考えている。これは(彼らが)私の妻に触っているかのようだ。その後、私は、マリフェト協会、ムジェッディド・マフムト・エフェンディ基金、アフスカ出版などの組織とは(関係を断ち切るという意味で)手を切った。今日こんなことをする人間は、明日は何をするのか?」

「記事原文」中の写真がマリフェト協会SNSページにあるマフムト・ウスタオスマンオール氏の画像。これによってアフメト・マフムト・ウンリュ導師がマリフェト協会と決裂した。

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


(翻訳者:原田星来)
(記事ID:52084)