ヨルダン:電力と水資源の交換に関する合意をめぐる動き(2)
2021年12月27日付 al-Quds al-Arabi紙

■複数の視点・論点から…ヨルダン国民に渦巻く恐怖:アメリカ特使はどのように機微な点に触れるのか?

【アンマン:本紙、バッサーム・バダーリーン】


実際、先週はその取引意向書に関する話が少なかった。しかし、誰もが勧告を行う委員会が成果を発表するのを待ち望んでいる。つまり、議論の頻度が下がったということは人々の記憶が薄れたということを意味するわけではないのだ。

ファーウーリー氏はアルムーティー議員に賛成している。その他の人々は、内政や主権の問題へのアメリカのあからさまな干渉、とアルムーティー議員が呼んでいるものを疑う人々だ。また、アルムーティー議員の信念は確固たるもので、アメリカの政策はヨルダンをイスラエルという敵にくっつけようと熱心に動いており、その逆ではなく、政治的なライバル関係の枠組みでさえないというものである。これは、アメリカ人が新たにイスラエル人の利益となるよう計画した一連の説明、状況であり、彼らは平和と名付けられた幻想が昨今広がりを見せていることに当然のように投資しているのだ。

≪政府のロジック≫

ヨルダンの一般大衆は(イスラエルとの関係)正常化を阻むことを切実に望んでおり、それに対抗する政府のロジックの登場は、アメリカの外交的介入の有害な影響の一つである。しかし、今後看過できない悪影響のひとつは、突然の挑発に伴うヨルダンの一般大衆が感情に関わることだ。アメリカの介入は人々にとって疑わしい計画の裏に、政治的性質のあるアジェンダや意図があることを想起させる。それによって、ヨルダン国民を常に恐れさせ、代わりのシナリオへのあらゆる懸念や疑問を彼らが最優先で考えるような事態となっている。なお、この代わりのシナリオとは、ヨルダン人の利益やアイデンティティを犠牲にする形でイスラエル問題の解決やパレスチナ問題の一掃する取り組みである。

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(翻訳者:萩原優太)
(記事ID:52097)