感染増、今後の対策―学期、試験・・・
2022年01月07日付 Milliyet紙

トルコでコロナウイルス感染者が増加したことで、新たなルールが議論される原因となった。6万6千人の感染が新たに記録される中、この数は数週間のうちにピークとなり、10万人に達する可能性がある。議論されている新たな対策案は…。

■ワクチンではなく、検査の列!

 オミクロンの急速な蔓延と、保健省が隔離期間を7日に短縮したことで、病院でのPCR検査の列が伸びた。イスタンブル・エユップスルタン国立病院の前には昨日の朝方に長い列があった。検査の順番を待つ人々が、病院の外にあふれた。

■「こどもたちがウイルスの攻撃にさらされている」

 子どもの感染者も増加していることに注意を引いた専門家らは、インフルエンザ、ライノウイルス、ボカウイルス、RSVのような感染症も実際こどもたちを攻撃していると警告した。児童感染症の専門家らによると、5~11歳のこどもたちもCovid-19ワクチンのスケジュールに含まれるべきである。

■「すべてのこどもにPCR検査を」

 [イスタンブル大学]ジェラフパシャ医学部病院小児感染症科に所属し、また、同時に科学審議会のメンバーであるハルク・チョクウーラシュ教授は、この3か月の間に徐々に増加を見せている呼吸器系の感染症がここ最近特に子供たちの中でほぼピークを迎えていると述べた。

「オミクロンだけではなく、ライノウイルス、ボカウイルス、RSV、インフルエンザのようなあらゆる呼吸器系の感染症がこどもたちを襲っている状況である。ことのマイナス面は、これらのウイルスと、それぞれの原因を基にした症状がお互いに非常に似ていることである。症状もしくは接触歴のある、病院を訪れたすべての子供にPCR検査を実施すべきである。この数日間、児童の病気を治療するクリニックはほぼ埋まり、あふれかえっている。[大学病院の]救急外来の助手たちは息つく間もなく働いている。オミクロンによるMIS―C(小児多系統炎症性症候群)と集中治療の入院にはまだ増加はないが、救急治療を求める人は漸次増えている。」

家族らが心配していることに言及したチョクウーラシュ教授は、続いて次のようなデータを持ち出した。

■6百万回のワクチン

 「家族らは当然、発熱し、咳をしている子供を救急科に連れてくる。しかし、病院や医療従事者の許容量は一目瞭然である。救急科の助手たちは信じがたい自己犠牲で、大きな負担を背負っている状況だ。最も議論されている問題の一つが、5~11歳の年齢層の子供たちをワクチンのスケジュールに含めるかである。アメリカの最新データは[子供達の接種に]非常に前向きである。アメリカでは5~11歳の年齢層の子どもたちに計6百万回分のワクチン接種が行われた。ヨーロッパではまだわずか数か国で5~11歳の層にワクチン接種が検討されている。トルコとしては、まず12~18歳の子供たちが遺漏なく接種することが非常に重要である。短期的には、ヨーロッパ全般でも、トルコでも5~11歳の層がCovid-19ワクチンのスケジュールに組み込まれることが議論される。」

■「外来診療所は埋まり、あふれている」

 イスタンブル大学医学部病院小児健康・病気部門感染症・診療所免疫学科のアイペル・ソメル氏は、授業時間を40分ではなく25分に短縮する必要があると以前述べたとし、「対面授業では、喚起の問題が最も悩ましい課題の筆頭であることも説明していた。子どもの感染者数は残念ながら非常に増加した。入院している患者の一部にはインフルエンザによる肺炎もみられる。ワクチン、検査、または外来診療を受けるために訪れる人々が増加することで、外来診療所は埋まり、溢れかえっている状況だ」と述べた。また、小児集中治療では患者がいないのに対し、インフルエンザやその他の呼吸器系感染症では非常に深刻な増加が発生していることを付け加え、次のように述べた。

「集中治療では患者がいないことは喜ばしいが、子どもたち向けのCovid-19入院患者の病床は埋まってしまった状況である。残念なことに、検査の陽性率は非常に高まった。3週間前には検査陽性率は10パーセント程度と推定されていた一方で、今週は23パーセントに急増した。デルタ株は、子どもたちにとって重いインフルエンザのようであったが、オミクロンの状態は風邪に似ていると言えよう。咳やのどの痛み、鼻づまり、鼻水は最もよくみられる症状である。われわれのセンターでオミクロンによる死者がいないことを喜んでいる。発病から2~4週間経った後にMIS-Cになるリスクは今も続いている。子どもがCovid-19を発症した家族らは、発症後の4~5週間の間は厳しく経過観察し、熱や胃の痛みのうったえがあれば、病院に届け出ることを勧める。MIS-Cは発熱をともない、胃の痛みは典型的な症状である。」

■「MIS-Cの増加はみられない」

 小児感染症専門家メテハン・オゼン教授は、オミクロンが子どもたちの間で急速に広がっていると明かし、「MIS-C患者については目下、増加傾向にはない。MIS-Cでは熱がさがらず、胃の痛み、発疹、下痢のような症状がみられる。今まで『先生、私たちは接種済みで、誰もCovid-19に罹っていません』と話す15の家族の子供からMIS-Cを確認し、悪化しうる状況を予防した。子どもたちの間ではオミクロンではなく、インフルエンザ、ライノウイルス、ボカウイルスも深刻な拡大をみせている。」と述べた。

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら

 同じジャンルの記事を見る


(翻訳者:関口ひなた)
(記事ID:52112)