ESCWA:アラブ地域経済は引き続き回復基調と予想
2022年01月09日付 al-Quds al-Arabi 紙

■ESCWA:アラブ地域経済は2022年に回復

【ベイルート:アナトリア通信】

西アジア経済社会委員会(ESCWA)が毎年発行する報告書「アラブ地域における社会経済開発調査」よると、アラブ地域経済は2022年から2023年にかけて回復する見込みだという。同報告書は「2021年に始まった経済回復は継続し、GDPは2022年に3.7%、2023年に3.6%上昇すると予想される」と述べている。

ESCWAは「ワクチン接種によってコロナウイルスの封じ込めに成功した場合、需要の増加及び観光活動の再開によって経済は回復していくだろう」との見解を示した。

また「当然ながら回復のペースはワクチン接種のスピード、石油及び観光の収入、送金規模、開発援助のフローに応じて国によって異なるだろう」と付け加えた。

報告書作成チームの管理者であるアフマド・ムウミー氏は「アラブ地域の全人口に占める貧困率は2021年の27%から2023年には約26%に低下するだろう。一方で国家間の格差は続くだろう」と述べた。

同氏は「石油及びガスは依然としてGCC各国の主要な収入源である一方で、中所得国は国庫収入を主に税金に依存しており、貧困層及び中間層の負担が増している」と加えた。

(後略)

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( 翻訳者:植田晴紀 )
( 記事ID:52151 )