シリア:シリア内戦においてアラウィー派、クルド人、スンナ派はいかに挫折したか(1)
2021年10月09日付 その他 - al-Souria.net 紙


■シリア内戦においてアラウィー派、クルド人、スンナ派はいかに挫折したか?

【スーリーヤ・ネット:アムル・クドゥール】

過去10年のなかで、挫折の感情と敗北の感情、あるいはその両方がシリア人の間で前例がないほどの広がりを見せている。こうした感覚は様々な原因によって3つの地域に蔓延している。すなわち、アサド政権の支配地域における貧困と生活・サービスの崩壊、トルコの支援を受ける諸派閥の支配地域に重くのしかかるロシアの脅威、クルド人の自治区において可能性のある米国の撤退に関する不可知の懸念である。これら3つのすべての地域において、彼らが自身のために決定される内容を知るための視点が外部(外国)に向けられていることは周知の事実であり、したがって、様々な当事者の間で、彼らの外国への従属の状況に応じた「もっともらしい」非難の応酬が妨げられることはないのである。

現行の勢力圏の分割は国際問題であり、革命という単語に共感を覚えない人々にとって、革命に繋がったシリアの分断、あるいは民主的変革の可能性に適合するものではない。

多くの人にとって、当初の分断の影響、あるいはそれが平和的変革の機会にもたらした壊滅的な影響を否定することは容易となる。またこうした平和的変革は「真に多様な国家」としてのシリア、あるいは支配機構の放逐、あるいはその軍事的・諜報的「牙」の一定部分の不能化を欠いていた場合、決して実現しないものだった。

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( 翻訳者:メディア翻訳アラビア語班 )
( 記事ID:52186 )