アメリカ政府の反イラン声明 イランに関するアメリカとイスラエルの合意
2021年12月23日付 Hamshahri 紙


 アメリカ政府は、イランの核計画は「世界平和」に対する脅威であると見なされる、と声明で主張した。

【ハムシャフリー電子版】ロイター通信に依拠したISNA[イラン学生通信]の報道によれば、アメリカ政府は、占領地[イスラエルの意]で行われたシオニスト政府とのハイレベル会合の後に発表した声明内で、急速に進行中のイランの核計画は中東地域と世界の平和に対する深刻な脅威であると見なされる、と述べた。

 アメリカの国家安全保障担当大統領補佐官であるジェイク・サリバン氏と当局者らは会合中、ウィーン協議やイランの核開発への対抗方法について共通認識を形成するよう努めた。

 アメリカ政府の声明には以下のようにある。「両者はイランがもたらす脅威のあらゆる側面に対し対抗する必要性について話し合った。」

 声明は続けて、「当局が確認したところによると、米国とイスラエルは、イランの核兵器取得を確実に防ぐことに向け意志を共有していることを確認した」としている。

 イランの核計画が脅威であるとの主張がなされているが、その一方で、最高指導者は核兵器の製造、保持及び使用はイスラーム法に反する(ハラーム)とのファトワーを発出している。

 イラン当局も繰り返しこのファトワーに基づいて、イランの核開発は平和利用のみを目的としており、軍事的な目的を含むものでは決してないと強調している。

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( 翻訳者:SC )
( 記事ID:52207 )