パレスチナ:イスラエル・ボイコット団体がUAEで開催される医学カンファレンスのボイコットを呼びかけ
2022年01月24日付 al-Quds al-Arabi 紙


■イスラエル・ボイコットを提唱している各団体がUAEで開催され、イスラエルが参加予定の医学会議をボイコットするよう呼びかけ

【クウェート:本紙】

イスラエルの占領に対するボイコットを提唱する複数の団体が昨日日曜日、来月にアラブ首長国連邦で開催される医学会議にイスラエル企業が参加することが明らかになったのち、アラブ人医師らと各組合に対し同会議をボイコットするよう要求した。

これらの団体やツイッタラーたちは、ハッシュタグ「正常化は裏切りである」とともに来月2月1日から3日間にわたって開催される国際歯学会議「AEEDC」のボイコットを呼びかけあった。

パレスチナの通信社『クドゥス・プレス』によると、「正常化に反対する湾岸連合」は、「イスラエル輸出研究所」と呼ばれる同国の一政府機関がAEEDCに参加することを確認したのち、参加予定の湾岸系企業や部局に同会議から撤退するようツイートで要求したという。

同団体は、この医学系フォーラムのボイコットを求めた理由について「(同会議が)様々な分野でイスラエルの産業を促進する」ことにあると説明した。

国際団体「イスラエル・ボイコット運動」は、当該の会議を「医学の口実のもとで人種差別的な植民地体制を正当化することによって、医療従事者の倫理をおとしめるものだ」と説明した。

同団体は声明の中で、「(同会議への)イスラエルの参加は、アラブ首長国連邦政府が既成事実ないしは中東地域における自然な存在として同国を率先して押し付けようとしているという、大局的な政治文脈から切り離して解釈することはできない」と述べた。

さらに同団体のクウェート支部は、「医学や学術的な会議を通じて、占領国家の手先がアラブの土地に踏み入れ、我々の愛国的機関が受け入れられないような既成事実を課そうとしている」と強調した。

(後略)

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( 翻訳者:谷口萌依 )
( 記事ID:52280 )