パレスチナ:占領政体がガザ地区への医療機材の搬入を禁止し、同地区保険省が抗議集会を組織(1)
2022年01月23日付 al-Quds al-Arabi 紙


■イスラエルがガザ地区への医療機材の搬入を禁止し、コロナの危機とともに患者たちの苦難が増大

【ガザ:本紙】

保健省は、占領政体がガザ地区の住民に課し、その対象が医療機材や医薬品にまでおよんだ懲罰的措置への拒否を表明するため、同地区北部にあるイスラエルのエルズ検問所の付近で抗議集会を組織した。

占領政体の措置を非難する集会はエルズ検問所付近で組織された。同検問所はガザ地区の住民がヨルダン川西岸地区と1948年に占領された土地に到達するための導入口とみなされており、14年以上にわたってガザ地区に課されてきた厳重な包囲政策のなかで、イスラエルの支配下に置かれている。さらに同国は地区内のその他の検問所も掌握している。

ガザ地区保健省・医療用撮影ユニットのリーダーを務めるイブラーヒーム・アッバース氏は集会への参加中、「占領政体はガザ地区内であれ、西岸地区あるいはエルサレムであれ、患者たちが必要な治療にアクセスすることを禁じた」と語った。

同氏は、イスラエル占領当局が重要な医療診察器具の搬入をいまだに禁じており、同様に酸素生成装置や多くの機材の修理に必要なスペア部品の搬入も禁止していると指摘した。

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( 翻訳者:渡部航平 )
( 記事ID:52304 )