エルドアン大統領が招待、プーチンがトルコにやってくる
2022年01月28日付 Milliyet 紙


クレムリンからの最新公表で、ロシア連邦大統領のプーチンがトルコを訪問することが明らかにされた。メヴリュト・チャヴシュオール外務大臣も会見に関する発表を行った。

ロシア連邦大統領のウラジーミル・プーチンがレジェップ・タイイプ・エルドアン大統領のウクライナに関する提案を受け入れてトルコを訪問することが公表された。

レジェップ・タイイプ・エルドアン大統領は、紛争に対する会談のためにウクライナとロシア連邦の首長であるウォロディーミル・ゼレンスキーとウラジーミル・プーチンをトルコに招待した。

■「ロシアが武力侵攻路線をとらないように願っている」
ロシアのウクライナへの侵攻という状況においてNATO加盟国であるトルコの本件における立場がどのようなものであるかという質問に対してエルドアンは以下のように述べた。
「我が国はウクライナの国土の一体性と支配権を最初から支持している。ロシアがクリミア半島を併合したことを筆頭に、ウクライナの国土の一体性を揺るがす歩みに対する明確な立場をとっている。我々の立場が変わることは無い。ロシアがウクライナを武力侵攻し、占領する路線を取らないことを願っている。なぜならばこのような歩みはロシアにとっても我々の地域一帯にとって賢い行動とは言えないからである。

緊張関係がここまでいかないことを願う。我々もこの理解と責任ある同地域の国家として、緊張関係が武力紛争へと変化することを防ぐためにあらゆる努力をする準備ができていると明らかにしている。ロシアの主張を聞き、理解するための会談への必要性があることは理解されている。ロシアへの要求の一部は受け入れられないということを我々は理解しなければならない。このような方法でも会談が、NATOがロシアからよりよく理解され、説明される契機となると私は信じている。我々は今現在、プーチン閣下をもトルコに招待しており、その返答を待っている。我々は彼と二国間協議を開くことで、いくつかの処置を講じたいと考えている。我々の目下の願いは、対話と外交を通じて危機の解決策を見つけることである。私たちはロシア、ウクライナ両国が建設的かつ抑制的に行動することを求め続けている。トルコはNATO同盟国としての義務をこれまでもそしてこれからも果たし続ける。この点に関していかなる躊躇をする必要もない」

■チャヴシュオールは会談のために北京オリンピックを示した
メヴリュッド・チャヴシュオール外務大臣も会談に関する発表を行った。
チャヴシュオールは、「レジェップ・タイイプ・エルドアン大統領閣下がプーチン氏を招待するために以前は一月が予定されていたが、プーチン氏が北京オリンピックから戻ったのちに詳細な日付が決定される」と述べた

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( 翻訳者:岩田和馬 )
( 記事ID:52320 )