シリア:ロシア政府がダマスカス・リヤド間の仲裁を再開(4)
2022年01月24日付 その他 - Snack Syrian.com 紙


■ロシア政府がダマスカス・リヤド間の仲裁を再開…サウジアラビアが望むもの

【スナック・シリアン・ドットコム】

クウェート外相はその後、自身がレバノン政府にメッセージを手渡したことを公に表明した。これはシリアとレバノンという両国の政治の本質的な相違である。すなわち、前者の政治が秘密と隠匿に彩られているのに対し、後者の政治については何事もすぐに公になるのである。

そして、サバーフ外相が手渡したメッセージのリークの如何にかかわらず、同外相のイニシアチブの帰結は間違いなくロシアの仲裁イニシアチブにも反映されることとなるだろう。シリアとレバノンという2国が辿っている経路には類似した点があり、シリアの友人を介してレバノンに到達することができたのであれば、それはしたがってダマスカスでも受け入れられるのである。

オブザーバーらは、ロシアのダマスカス・リヤド間仲裁の帰結は、湾岸諸国の対レバノン・イニシアチブの帰結の如何によって推察することができると考えている。レバノンと湾岸諸国に関係が正常化したのであれば、つまりロシアの仲裁イニシアチブが成功する可能性が高いということである。おそらく我々は、ダマスカスでサウジの外交官を目撃することができるようになるだろう。そこではロシアによる今回の仲裁について、あるいは以前の仲裁についても特段のコメントがなされることはなかったとはいえ、である。ダマスカスが以前に提案された段階的イニシアチブの代わりに「相互実施」を受け入れることはあるのだろうか?

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( 翻訳者:メディア翻訳アラビア語班 )
( 記事ID:52367 )