Toggに関する素晴らしい進展!ヨーロッパに初めての支社
2022年01月29日付 Cumhuriyet 紙


トルコの国内自動車ベンチャーのToggは、ヨーロッパ市場に参入するための行動を開始した。Toggはドイツのシュトゥットガルトに支社を開いた。以下がその詳細である。

2011年から、トルコは自動車産業の未完の物語に新たな窓を開こうとしていた。レジェップ・タイイプ・エルドアン大統領は首相時代に国産自動車の夢を語り、「その責任に堪えるような人物を探している」と述べた。

まず事業の立ち上げが行われ、その後ゲムリッキにおいて工場の建設が始まった。製造ラインは一歩一歩組み上げられており、量産へのカウントダウンが続いている。世界の顧客によって選ばれる車を作るためには彼らのニーズに正しく選択する必要があった。そのため自動車メーカーの中心に拠点を設立した。

■ヨーロッパで初めての電気自動車、Togg
Toggがヨーロッパへ初めて参入した場所はドイツとなった。ドイツのシュトゥットガルトに支社を開いた。TRTニュースのムラト・ジャン・オズテュルクのレポートによれば、ドイツでは2030年までに1500万台の電気自動車の利用が目指されている。二酸化炭素はこのようにして削減されていく。

当該の産業には30億ユーロ以上の補助金が与えられており、ヨーロッパ初の電気自動車となるToggもまたこの市場へ接近する。ドイツの自動車工場に従事する何千ものトルコ人労働者たちがいる。

■では彼らはToggをどう思っているのか
ドイツ自動車部品サプライヤーのドゥルムシュ・ユルマズは「品質に注意すれば、ドイツ人もトルコ人も購入すると思っています。しかしながら、実際我々が働いている場所で、私たちはドイツ人が全てにおいて非常に注意を払っていることを見ています。私たちも品質と規律において同じことを行えば、ドイツ人もこの車を買った時にこの車が良い車であると気づくに違いない」と述べた。
トルコ人労働者によれば自動車の品質と価格が重要である。また、技術的基盤も注意すべき点の一つである。

■簡単な道のりではないが、不可能でもない
自動車産業に参入する時、他企業からライバルとしてすら目されなかったテスラは、全ての困難を跳ね除けて今や電気自動車産業の頂点に立った。
トルコ人労働者たちもToggの道のりが簡単なものになるとは思ってはいないが、不可能であるとも思っていない。

■「テスラをも軽く見ていた」
BMWのミュンヘン工場人事部のメフメト・エルテュルクはToggについて以下のように述べている。
「ドイツ人たちと話してみると、彼らもテレビでToggを知っている。トルコ人たちがいつ今日のように車を作ったか、作ったとして今日ほど成功したか。5年前のテスラがどのような状態であったか、そして彼らはテスラを敵と見做していなかったように、今はToggを敵として見ていない。当時彼らが言っていたのは、テスラはBMWやメルセデスと仕事はできない、協力などもってのほかで、敵にもならないということである。今では知っての通り、電気自動車界でテスラは頂点に立っている。そのため私はToggが成功するようにと願っている」

Toggは2022年の年末に最初の量産型自動車をラインから下ろす。2023年に市場に出回る。

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( 翻訳者:岩田和馬 )
( 記事ID:52375 )