シリア:長期にわたる「現実としての」シリア分割(4)
2022年02月01日付 その他 - al-Souria.net 紙


■ロシア…「現実としての」シリア分割

【スーリーヤ・ネット:バッサーム・ミクダード】

News.ruによると2021年は、イドリブ県を「緊張緩和地帯」として指定し、以後同県が軍事レベルにおける継続的な作戦の実施スペースでなくなることを定めた協定の文言および精神と実態が調和した初めての一年であったという。

同サイトは、外部当事者がシリアの出来事に向けたアプローチに実質的な変化が生じないかぎり、2022年にシリア政権軍がイドリブへの攻撃を断行する可能性は薄いとみている。またロシアは、シリアでトルコ軍と公に対立することには関心がない。イドリブ地域のテロリスト各基地への空爆や、イドリブ問題の解決および同地域で長く活動しているテロリストの根絶に向けたロシア・トルコ両国にとって最適な経路(ここにおいては、軍事作戦の実施によって、同地域に暮らす人々が大量にトルコに避難するような事態が起きてはならない)をめぐる相互合意の探求などは、これまでと同様に継続されるだろう。

これに先立ち、アスタナ合意の流れにおいて昨年12月にヌルスルタンで実施された会談のなかで、テロに立ち向かうためのロシア・トルコ間の共同取り組みの規定に関連する提案は、すでにトルコ側に提示されていた。

(5)に進む

(3)に戻る

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:メディア翻訳アラビア語班 )
( 記事ID:52413 )