■バイデン大統領がイスラーム国指導者の殺害を発表、アブドゥッラー・カルダーシュとは何者か？

【スーリーヤ・ネット】

米国は、同国特殊部隊が木曜未明にイドリブ県北部の郊外地区で実施した作戦の標的であった人物が、2年半前に同国の同様の作戦によって殺害された「イスラーム国」の元指導者アブー・バクル・バグダーディーの後継者であるアブドゥッラー・カルダーシュであったことを明らかにした。

この少し前にジョー・バイデン米大統領は、米軍がイドリブ県北部の対トルコ国境付近くで実施した降下作戦によりアブー・イブラーヒーム・クラシーを名乗っていたカルダーシュを殺害したと発表していた。

バイデン氏は当時、「私の指示により、米国軍が成功のうちに対テロ作戦を遂行した。我々は、我々の武装部隊の勇敢さのおかげで、イスラーム国の指導者アブー・イブラーヒーム・クラシーを現場から排除することができた」と述べた。

英ロイター紙は米国高官の発言を引用しつつ、「カルダーシュは自身を爆破し、これにより彼の家族複数名が死亡した」と報じた。

カルダーシュはイラクで生まれ、20年前に自身の活動を始めた。

カルダーシュのフルネームは、アミール・ムハンマド・サイード・アブドゥッラフマーン・マウラーであり、1976年にマウスィル（モスル）市西部のマハッラビーヤ地区で生まれた。同地区の住民はトルクメン人が過半数を占めるため、米国や西側諸国は彼を「トルクメン人カリフ」と呼んだ。

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（ 翻訳者:メディア翻訳アラビア語班 ）
（ 記事ID:52447 )