仮想空間巡礼はアリか?-宗務庁見解発表
2022年02月01日付 Cumhuriyet紙


宗務庁巡礼小巡礼総局のレムズィ・ビルジャン局長は「我々はメタバース(仮想空間)でカーバを訪れることがきるようになるが、礼拝は従来のようにはできない。」と発表を行った。

サウジアラビアはイスラム教徒がカーバ神殿の黒石を仮想的に訪れることがきるようにするメタバースの試みを始めた。参拝巡礼が「バーチャル黒石」と名付けられたこのプロジェクトによって仮想空間に移ることについての議論も同時に起こった。

宗務庁巡礼小巡礼総局のレムズィ・ビルジャン局長はこの話題についてイェニ・シャファク紙に行った発表で「メタバース巡礼というものはありえない」と明かし、「サウジアラビア巡礼庁が我々に伝えたような形で、我々は巡礼を行っていく。我々に彼らから送られてきた書面はない。我々はメタバースでカーバを訪れることがきるようになるが、礼拝は従来のようにはできない。たとえばアラファトに明らかな境界がある。皆さんはこの境界の外に出ることはできず、地面に足をつけなればならない。」と述べた。 

ビルジャン局長は「イスタンブルの考古学博物館を3Dメガネを使って歩き回るように、サウジアラビアの名所での観光プログラムの一環である。カーバを紹介するためのものだ。たとえばそこにカーバがあり、ここに黒石がある。完全に情報を公開するためのものだ。巡礼へ行くトルコ国民がそこへ行って驚かないように、3Dを用いた取り組みである」と言及した。

イスタンブル大学神学部のアブドゥッラー・トゥラブゾン教員は「仮想空間には真実性が明らかにない。みなさんが仮想のカーバを訪れても巡礼にはならないし、小巡礼にもならない。だから、メタバースでの巡礼という概念が生じれば、そこからメタバースでの礼拝ということも言えるだろうし、住んでいる場所から仮想空間で礼拝をできるし、結果としてそう感じられると言えるが、しかしこれは明らかにイスラム法的には有効性を持ち得ないものだ」と話した。

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(翻訳者:伊藤梓子)
(記事ID:52452)