スレイマニイェ・モスクの景観に危機
2022年02月04日付 Cumhuriyet紙



スレイマニイェ・モスクのシルエットを損なうとして、「英知拡大財団」が建設を進める建物に関して議論が続いている。財団側は「今よりも大きかった建物を取り壊し、より小さい建物を建設している」と説明していたが、過去に同じ地点から撮影された写真によってその説明が虚偽であることがわかった。


スレイマニイェ・モスクは、「立法帝」スレイマンがミーマール・スィナンに作らせたモスクで、1551年から1557年の間に歴史的半島において建設されたモスクだ。そのスレイマニイェ・モスクの目の前にそびえたつ建設中の建物が批判を呼んでいる。

建設を中止するよう保護に関わる部局に問い合わせるとイスタンブル広域市が発表したのに対し、建設を進める「英知拡大協会」は、今よりも大きな建物を取り壊し、より小さい建物を建設していると主張した。財団は発表で、「建設は新しく計画されたもので保護関連部局からの許可も受けたものです。建物の新旧写真からもわかるように、一つの区画から成るより高く大規模建物を取り壊し、歴史的なシルエットに合うよう、複数の区画から成るより小規模な建物が建物が建てられています。スレイマニイェ・モスクの周辺をすっきりさせ、モスクがもっとよく見えるようにします」と述べた。

〔共和人民党の大国民議会マーヒル・〕ポラト議員は、この件に関するもう一つの投稿にて、スレイマニイェ・モスクのシルエットを完全に損なう建物の影響を示すため2021年4月に撮影した写真と、昨日(2022年2月3日)に撮影された二つの写真を投稿した。

■写真のような本当の姿を取り戻します
またマーヒル・ポラト議員は次のように述べた。

「皆が固唾をのんで見守っているスレイマニイェという私たちの共通財産のため、この三日間シンプルなことをお伝えしています。つまり新しい〔建築中の〕建物がスレイマニイェの中庭と〔モスクの〕シルエットであるドームを遮っていること、古い建物がこれほどの高さではなかったこと、ここに建てられようとしている建物は非常識なものであること、スレイマニイェに建てられる建物は高くするのではなく低くなくてはならないこと、皆が見て不快に感じるこの新プロジェクトは破棄されるべきだ、ということです。」

「私たちを詐欺師だなどと糾弾する憎しみや非難に満ちた言葉に対し、真実を示すことは私たちの責任です。この過ちを正すため新たに協力を呼びかけています。現場では必要な許可を得ていない建設計画が実行に移されています。法的にも倫理的にも誤った計画です。」

建築現場では建築計画がなければならないと述べるポラト議員は、「イスタンブル広域市は、この場所およびスレイマニイェ全域に新たな建築計画を準備しています。スレイマニイェには、本当はこの写真のような雰囲気がありました。1950年代以来失われてしまったものです。私たちはこの姿を取り戻します。これ以外の計画は許可しません」と強調した。

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(翻訳者:今城尚彦)
(記事ID:52453)