シリア:政権による新たな化学兵器使用疑惑(1)
2022年02月01日付 その他 - al-Souria.net 紙


■政権による新たな化学兵器使用疑惑…兵器として用いられた塩素ガス

【スーリーヤ・ネット】

化学兵器禁止機関(OPCW)事実調査団は、2016年にシリアのハマー県カフルズィーター市への攻撃に際して化学兵器が使用されたとする新たな報告書を公表した。

同調査団は火曜日に公表した報告書のなかで、カフルズィーター市内にあり、当時反体制諸勢力の支配下に置かれていた野戦病院の付近に対して2016年10月1日に実施された爆撃に際して、塩素ガスシリンダー2本が使用されたことを明らかにした。

同調査団は攻撃の実行者を特定する権限は付与されていないため、化学兵器使用の責任をめぐってアサド政権軍を直接糾弾することはなかった。したがって同調査団が行ったのは、化学兵器による攻撃が実際に起こったかどうかを確定することのみであった。

🔴 OPCW Issues Fact-Finding Mission Report on Chemical Weapons Use Allegation in Kafr Zeita, Syria, on 1 October 2016.

▶️ Industrial chlorine cylinder positively linked to incident
▶️ Report concludes industrial chlorine cylinder was used as a weaponhttps://t.co/UCHVReBiNZ

— OPCW (@OPCW) February 1, 2022

同報告書は、この攻撃が実施された結果20人以上の人々が窒息と呼吸困難の状態におちいったことを明らかにした。さらに報告書は「工業用の塩素ガスシリンダーが兵器として使用されたと確信するうえで合理的な複数の根拠が存在すると結論づけた」。

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( 翻訳者:メディア翻訳アラビア語班 )
( 記事ID:52492 )