ロシア艦船、ボスフォラス海峡通過
2022年02月10日付 Hurriyet 紙


ロシアは、黒海海域で開始された海軍演習に加えて、カフカス地域と、ベラルーシ共和国の領土内で同時に大規模な陸軍演習も行う予定だ。ロシアは、地中海から6隻の上陸用舟艇を、チャナッカレとイスタンブルのボスフォラス海峡を通して黒海へと移動させた。

巨大な上陸用舟艇「コロリョフ」「ミンスク」「カリーニングラード」はチャナッカレ、イスタンブルのボスフォラス海峡を通過して黒海へと到着した。昨日、チャナッカレ海峡を通過した「ペトロマルグノフ」「K-433」「オレネゴルスクゴルニャーク」は本日黒海へ到着するとみられている。

■60台の戦車、2100人の兵士

大規模な演習のために黒海へと通過した船はどれも戦車10台、海軍兵350人の運搬が可能である。こうして、ロシアへは、6隻の上陸用舟艇でどの陸にも一度に戦車60台、兵士2100人を上陸させることが可能となる。ロシアの黒海艦隊には、上陸用舟艇を護衛するクルーザー、駆逐艦、3台の潜水艦がある。

■西洋に対する回答か

ロシアが6隻の上陸用舟艇を使って黒海でどのような軍事演習を行うのかは謎に包まれている一方で、カフカス地域と、ベラルーシ共和国内において同時に陸軍の軍事演習が始まる予定だ。軍事評論家らは、プーチン大統領がウクライナを包囲して開始した軍事演習は、アメリカとNATOがモスクワの安全保障要求に対して送った否定的な答えに対する回答の意味合いをもっているのではないかとの見解で一致した。

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:大畠梨紗子 )
( 記事ID:52500 )