シリア:グワイラーン情勢をめぐる「交渉」が失敗に終わる(3)
2022年01月26日付 その他 - al-Souria.net 紙


■「交渉」が失敗に終わり、グワイラーンで新たな衝突。混乱は6日目に突入

【スナック・シリアン・ドットコム】

同首相は、イスラーム国メンバーがイラクに侵入することを阻止するために、国境地帯の防衛体制を強化するよう指示をした。さらに軍事・治安部隊の司令部との会談のなかで「この(国境)地区は我々にとって非常に重要であり、敵にとっても同様である。それは倍増された努力、協力、そしてあなた方(司令部)の団結を必要としている」と付言した。

イラクでは、特に同国の広範な地域にイスラーム国の細胞組織が点在していることから、同組織メンバーがグワイラーン刑務所から同国領内へと逃走・侵入することに対する懸念が広がっている。

一方国連児童基金(UNICEF)がハサカ県内のグワイラーン刑務所に収容されている子供たちの保護を呼びかけたことをうけ、複数の国際機関が、同刑務所への襲撃がもたらしうる人道上の危険について警告を続けている。

同基金は火曜日に発表した声明のなかで、「グワイラーン刑務所内に閉じ込められた子供たちは、現在被拘留者らと治安部隊の間で発生している衝突において、活発な役割を果たすことを強制される可能性がある」と述べた。

さらに「現在シリア北東部には約850人におよぶ子供たちが拘留されている」と述べ、彼らの拘留場所がほとんどの場合グワイラーン刑務所であることを明らかにした。

シリア民主軍がシリア東部で管理する最大の刑務所の一つであるとみなされている同刑務所には、現状において数千人のイスラーム国メンバーおよびその家族らが収容されている。

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( 翻訳者:メディア翻訳アラビア語班 )
( 記事ID:52598 )