シリア:シリア民主軍が住民らに対する抑圧を強化、ラッカ県公式筋は「民衆の覚醒」を求める(3)
2022年02月14日付 al-Watan 紙


■ラッカ県公式筋が、シリア民主軍が作り出している恐怖の空気から住民らを脱却させるためには「民衆の覚醒」が不可欠であると強調、住民らは「あらゆるかたちの脅し」によって「支配されている」…

【ダマスカス:本紙】

米国の支援を受けるシリア民主軍が数千人のイスラーム国メンバーを収容している同刑務所に対する攻撃に加え、それに続く米占領軍の爆撃、さらに同刑務所内およびその付近で発生した衝突は9日間にわたって続いた。

これにより数百人の死者、イスラーム国メンバー数百人の脱走、複数の建物、施設、家屋の破壊が生じたうえ、4000以上の家族がシリア国家によって管理されている領域へと避難した。

シリア民主軍は同刑務所の制圧を発表したが、それにもかかわらず同軍は「刑務所に収容されており、逃亡したイスラーム国戦闘員らを追跡する」との口実のもとで地域の住民らに対する違反の度合いを深刻化させた。

さらに同軍は住民らに対する逮捕キャンペーンを断続的に実行している。こうした逮捕の根拠は「合法的なシリア政府への協力」を含む複数の「容疑」であり、一部の村々には、トルコ占領軍に近い「自由シリア軍」に協力しているとの疑いをかけられている人々もいる。しかしこうした疑いは住民らによって否定されている。

(4)に進む

(2)に戻る

Tweet
シェア


原文をPDFファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:メディア翻訳アラビア語班 )
( 記事ID:52789 )