ウクライナとの商売頓挫―イスタンブル・ラーレリの商店主悲鳴
2022年03月03日付 Cumhuriyet 紙


全世界に影響を与えているウクライナ-ロシア戦争は、ラーレリの商店主にも影響をあたえている。長年商売を行っていると述べる商店主は、税関が閉鎖されていることと難しい状況に立たされていることをジュムヒュリエットテレビへ説明した。

トルコで有数の繊維業の中心地であるイスタンブルのファーティヒ区ラーレリで、ロシアのウクライナ侵攻による混乱が生じている。

侵攻が始まる前に行われたトルコへの発注がキャンセルや延期とされる一方で、トルコに残っていたウクライナ市民は祖国へ戻れない。

ラーレリの実業家と実業家協会会長のグヤセッティン・エイュプコジャ氏は、長年協力関係にあったウクライナへ様々な援助を提供することを述べた。

■シャッターを閉じることを考えている

商売を行うことができない状況にあることを述べた商店主は、「私たちの全商品が滞っており、シャッターを閉じることを考えている。注文はキャンセルになった。」と話した。

通りはパンデミックの時のように閑散としており、数日間どのような商売も行うことができなかったことを述べた商店主は、次のように言葉を続けた:

「売上は70パーセント減少した。今日はまだ売買がない。この戦争をやめてください。できるだけ早く停戦してください。パンデミックの時も援助は得られなかった。神にゆだねるしかなかった。私たちの力は残っていない。故郷へ戻ろうとしている。税関が閉鎖され、品物は届かない。」

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( 翻訳者:岩井美咲 )
( 記事ID:52792 )