シリア:イスラエルがダマスカス周辺部に空爆を加え2名の民間人が死亡
2022年03月07日付 al-Quds al-Arabi 紙


■ダマスカス郊外に対するイスラエルの爆撃でシリア人民間人2名が殺害される

【ダマスカス:本紙】

シリアのメディアは軍事情報筋を引用しつつ、イスラエル軍が今日月曜日にシリアの首都ダマスカス周辺部に攻撃を加え、その結果民間人2名が殺害され、いくつかの物的損害が生じたと報じた。

シリア国営通信社(SANA)は今日早朝、空軍がシリア南部地域を標的にしたイスラエルの侵略に対応したと報じた。

同通信社は公式電報チャンネルで「ダマスカス上空で防空隊が発射した複数のミサイル」の写真を公開した。また同市に滞在している同通信社の特派員らが、複数の爆発がもたらした音をはっきりと聞いたと伝えた。

過去数年間、イスラエルはシリア国内で、シリア政権軍の拠点やイランあるいはレバノンのヒズブッラーの分子に対する空爆を数百回にわたって実施してきた。しかしそのペースはここ数週間で加速している。

2月24日、首都ダマスカス周辺の複数地区を標的としたイスラエルの空爆によりシリア軍兵士3名が殺害された。そのほかにも2月だけで、シリア国内においてイスラエルによる4回の空爆が記録された。

イスラエルがシリア国内で空爆を実施したことを認めるのはまれである。しかし同国は、「自国の軍事的プレゼンスをシリアに根付かせようとしうるイランの試み」に対抗し続けるとの方針を繰り返し表明している。

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( 翻訳者:赤塚大輝 )
( 記事ID:52835 )