シリア:軍がイドリブ県郊外で「ヌスラ戦線」の支配下に置かれている複数拠点を破壊(2)
2022年02月17日付 al-Watan 紙


■トルコ占領軍が「シリア民主軍」戦闘員13名を殺害したと発表するなか、シリア・アラブ軍は「ヌスラ戦線」の複数拠点および倉庫、市場を破壊…シリア・ロシア合同航空連隊は「イスラーム国」を爆撃

【ダマスカス:本紙】

さらに「『ファトフ・ムビーン』作戦指令室と呼ばれるものに所属するテロリスト集団が昨日、イドリブ県郊外のダーディーフ軸上の軍事拠点に攻撃を加えることで、結ばれていた停戦に再び違反した。これにより軍は、この違反に対応し、テロリストらの拠点や展開地点を攻撃することを余儀なくされた」。

一方複数の反体制系メディア筋が伝えたところによると、シリア・アラブ軍の部隊がイドリブ県北部郊外のタマーニーン地区で実施した地上爆撃は、テロ組織「ヌスラ戦線」傘下の「ワタド燃料」社が所有する燃料市場を目標とするものであった。

同複数筋は同様に、ウェブサイト「アスル・プレス」を参照しつつ、軍の砲撃によってダーナー市付近にあった石油派生製品の市場が破壊されたことを明らかにした。

さらに同複数筋は、これらのテロ組織が、仲介人らを通じて大量のガソリンとディーゼル燃料を同地域に導入していることを明らかにした。仲介人らはガソリンおよびディーゼル燃料をシリア民主軍の民兵らから購入したのち、イドリブ県内でヌスラ戦線が支配する地域にいたる支線道路を通って、それらの密輸・販売を行っているという。

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( 翻訳者:メディア翻訳アラビア語班 )
( 記事ID:52842 )