シリア:ヌスラ戦線がクラシー殺害作戦の事前察知を否定したのは、米国およびその諜報機関に従属しているという疑いを晴らすため(1)
2022年02月08日付 al-Watan 紙


■テロ組織「ヌスラ戦線」が米国によるアブー・イブラーヒーム・クラシー殺害作戦について事前に情報を得ていなかったと発表

【ダマスカス:本紙】

テロ組織「ヌスラ戦線」は、占領国米国およびその諜報組織に従属している疑いを晴らすために、またテロ組織「イスラーム国」の指導者を中傷する目的で、米国が最近イドリブ県北西部に位置するアティマ村で実施し、アブー・イブラーヒーム・クラシーとされる同組織指導者の殺害を目的とした降下作戦を非難した。さらにヌスラ戦線は、この作戦について事前に情報を得ていなかったと主張した。

米国のジョー・バイデン大統領は先週木曜日、イドリブ県北西部の対トルコ国境地帯に位置するダーナー地区アティマ村で軍事作戦を実施したことにより、クラシーを殺害したと発表した。同地区はトルコ占領軍のほか、ヌスラ戦線傘下のテロ諸組織・武装民兵組織によって支配されている。

これに先立つ2019年10月、米国占領軍はイドリブ県北部郊外で、同国諜報機関の監督のもとで同国陸軍所属の特殊部隊が実施した特殊作戦によってイスラーム国の指導者であったアブー・バクル・バグダーディーを殺害したと発表していた。

(2)に進む

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:メディア翻訳アラビア語班 )
( 記事ID:52893 )