トルコ・アルメニア外相会議「関係、新時代へ」
2022年03月12日付 Hurriyet 紙


アンタリヤで開かれている外交フォーラムで、メヴリュト・チャヴシュオール外相は外交活動を続けている。チャヴシュオール外相はアルメニアのアララト・ミルゾヤン外相と会談し、重要な発表を行い、国交正常化に向けた取り組みの詳細を明かした。会談後、外務省は「両外相はトルコ・アルメニア関係の完全な正常化と善隣関係の構築を目的とする動きが、前提条件なしに継続するよう取り組むと繰り返し、さらに地域全体で正常化が必要であるという点で見解の一致をみた」と発表した。

チャヴシュオール外相は、アンタリヤ外交フォーラムの一環でアルメニアのアララト・ミルゾヤン外相と会談した。同外相は、アゼルバイジャンがアルメニアとトルコの間の正常化を支持していると明かした。

チャヴシュオール外相は、アンタリヤ外交フォーラムの一環でアルメニアのミルゾヤン外相と会談した。両者の会談は、長きにわたる没交渉後、両国の閣僚レベルで開催された初の会談となる。

チャヴシュオール外相は、会談後報道陣に対し、会談が非常に生産的で建設的なものとなったと明かした。

同外相は、アンタリヤ外交フォーラムがすべての人に開かれ、すべての人の発言を伝えるプラットフォームであると述べ、「先ほどミルゾヤン外相と会談を行った。非常に生産的で建設的な会談となったといえよう。我々はレジェプ・タイイプ・エルドアン大統領とアルメニアのニコル・パシニャン首相による [関係改善へ]前向きなメッセージをうけ、特任代表団を任じた。特任代表団はモスクワとウィーンで2回会合をもった。ここ[アンタリヤの会合]では、彼らは両国間関係の完全な正常化に向けてとるべき措置を話し合い、折衝を続けている。今日我々もこの問題について幾分議論し、検討した」と述べた。

■「アゼルバイジャンも支持」

チャヴシュオール外相は、アゼルバイジャンがこの動きを支持していると明かし、「喜びを抱いて申し上げたい。我々は南コーカサスの安定と平和のために努めている。我々のこの取り組みに対しては各方面から支持を得ている。特に、トルコとアルメニアの間で講じられた措置及び国交正常化への動きをアゼルバイジャンも支持している。私は土曜日にバクーを訪問したが、アゼルバイジャンも国交正常化の動きを支持している。この地域の安定と平和は我々全員の利益になる。引き続き我々はこの方向で取り組んでいく。ミルゾヤン外相とこの点で合意した」と述べた。

■招待に謝意

アルメニアのアララト・ミルゾヤン外相は、チャヴシュオール外相に招待について謝意を伝えた。「この招待を前向きに受けとめた。同様に、我々の[トルコへの]来訪も前向きにとらえなければならない。我々は両国間関係を再び正常化するため、前提条件なしに交渉を継続する。双方の代表団もこの方向で努力し、作業している。我々もそれを非常に好意的にみている。双方ともこの方向で進んでいる。我々アルメニアはこの[両国間関係改善の]決定を下した。我々は地域の平和・和平に向けて努力していくと決めたのである。」

■会談後外務省が発表

チャヴシュオール・ミルゾダン両外相会談の終了後、外務省が次のような発表を行った。

「我が外相閣下は、会談の中で、アルメニア外相が招待を受けいれたことに謝辞を述べた。

両外相は、トルコ・アルメニア関係の完全な正常化と善隣関係の構築を目的とする動きが前提条件なしに継続するよう取り組むと繰り返し、さらに地域全体で正常化が必要であるという点で見解の一致をみた。

両外相はこの目的に沿って両国の特任代表団の活動を支援すると表明した。」

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( 翻訳者:麻生充仁 )
( 記事ID:52927 )