スーダン:ルネサンスダムに関する拘束力のある合意が安定した関係につながる(2)
2022年03月03日付 al-Quds al-Arabi 紙


■スーダン:エチオピアのダム問題に関して拘束力のある合意への到達は安定した関係につながる

【ハルツーム:アナトリア通信】

一方で駐ハルツーム・エチオピア大使は、「エチオピアはスーダンの懸念を理解しており、当該ダムの貯水と稼働のあらゆる活動においてスーダンに害を与えないよう注意している」と強調した。

また、自身の声明のなかで、三国間交渉の再開と満足のいく合意への到達という自身の望みを明らかにした。

エチオピアは「(ルネサンス)ダムは発展のために必須であり、ナイル川下流域国であるエジプトとスーダンに害を与えることを目的とはしていないが、エジプト、スーダン両国は自国の水資源関係の施設やナイル川からの年間取水割当量へのネガティブな影響を恐れている」と述べた。

エジプト政府とスーダン政府は、エチオピア政府とダム交渉の停滞の責任について非難の応酬をしている。交渉は、貯水と稼働をめぐる対立を発端に約10年前に始まった交渉プロセスの一環であり、アフリカ連合が数か月にわたり仲介している。

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( 翻訳者:檜山彩名 )
( 記事ID:52951 )