トルクメニスタンの新大統領、明らかに
2022年03月15日付 Yeni Safak 紙


トルクメニスタンで行われた大統領選挙で、グルバングルィ・ベルディムハメドフ大統領の息子、セルダル・ベルディムハメドフ氏が得票率72.97%で大統領に選出された。

中央選挙管理委員会は、3月12日に実施した大統領選挙の結果を発表した。

この選挙の投票率は97.12%で、9人の候補者が立候補した。

現在40歳のセルダル・ベルディムハメドフ氏は、彼の父、グルバングルィ・ベルディムハメドフが現在務める大統領ポストをめぐり、8人の候補者と争った。

その結果、セルダル・ベルディムハメドフ氏は、72.97%の票を獲得し新大統領となった。

他の候補者の獲得票率に関しては、フドゥール・ヌンナイェフ氏が11.09%、アガジャン・ベクムラドフ氏が7.22%、ベルディマメット・グルバノフ氏が2.22%だった。

■3月19日に式典

大統領引き継ぎ式は、3月19日にアシガバットのトルクメニスタン大統領官邸で執り行われる予定である。

式では、現職のグルバングルィ・ベルディムハメドフ大統領から、彼の息子セルダル・ベルディムハメドフ氏へと、大統領の座が引き継がれる。

■セルダル・ベルディムハメドフ氏は政府での職務経験あり

セルダル・ベルディムハメドフ氏は、1981年9月22日、アシュカバットで生まれた。初等教育・中等教育をアシュカバットで修了した後、トルクメニスタン農業大学の技術工学部を卒業した。

大学卒業直後から、国家食品産業連合の国際経済関係部門の様々な課で専門家として職務を果たした。

セルダル・ベルディムハメドフ氏は、2008年から2011年には、ロシアの外務省附属外交アカデミーの国際関係学部で学んだ。彼はこの間、トルクメニスタンの在モスクワ大使館でアドバイザーを務めた。

また、2011年から2013年にかけては、ジュネーブでヨーロッパの安全保障について学び、同時期に国連ジュネーブ事務局のトルクメニスタン国家代表部でアドバイザーを務めた。

外務省ではヨーロッパ諸国担当局の局長に就き、外務省国際情報局の局長やトルクメニスタン議会立法委員会の委員長としての職務も果たした。

そして外務省副大臣に就いた後、2020年にはアハル州の州知事を務めた。

彼は、ロシア語と英語の運用能力を持ち、直近では閣僚評議会の副委員長を務めていた。

■一か月前に辞任を表明

2006年から大統領を務めているグルバングルィ・ベルディムハメドフ氏(64)は、一か月前、大統領を辞任すると発表していた。

同大統領は、この決断について、自身の高齢を鑑みてのことだとし、「国のトップに新しい若いリーダーが就く時が来た。」と話した。

グルバングル・ベルディムハメドフ大統領は、大統領職からは離れるとはいえども、積極的に政治に参与し、上院議会の議長を務める予定である。

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( 翻訳者:金子萌 )
( 記事ID:52957 )