シリア:アサド大統領が国際教会会議で参加者らと対談(1)
2022年03月21日付 al-Watan 紙

■国際教会会議の参加者らが会合…地域とアイデンティティの独自性を保護する必要性を強調…アサド大統領「キリスト教徒の強制移住は地域に対する外国の諸計画の主要な目標の一つだ」(1)

【ダマスカス:本紙】

バッシャール・アサド大統領は、土曜、国際教会会議において、開発事業の本質は社会均衡の維持にあり、キリスト教徒を強制的に移住させることは、地域に対する外国の諸計画における主要な目標の一つであるが、それは基本的にはイスラエルの目標であると強調した。同会議は近頃シリアで開催され、人道・社会・開発関連団体や機関の代表らが一同に参加した。

アサド大統領は、「サーナー」通信社が述べたところによると、参加者らとの対談で次のように認識した。「信条的側面は非常に重要な側面で、特に日常生活の側面が信条と釣り合うほどの重要性があるがゆえに、本会議が担っていたこの社会的な聖職者会議のイニシアチブは数多くのメッセージをもたらしている。特に、シリアでの諸機関や諸団体による宗教的・社会的インフラの役割は宗教的側面に限定されず、これら組織は差別なく援助や協力を提供しているゆえに、社会的義務や成長開発的な役割を行うことに他ならない、ということを同会議は明らかにした」。また、大統領は、シリアのキリスト教徒は脆弱な住民でも、一時的な逗留者でもなく、パートナーに他ならず、この提携の主題は労働と生産である、と指摘した。

また、アサド大統領は、開発事業の本質は社会均衡の維持にあると考え、この会議が提供する集団的な考察と対談の機会、そして、現場で議論されたあらゆるアイディアや問題提起をフォローアップするメカニズムを確立する重要性を確認し、そうすることによってシリアでより良く、広汎に反映されると強調した。

同大統領は、キリスト教徒の強制移住は地域に対する外国の諸計画の主要な目標の一つであるが、それは基本的にはイスラエルの目標であり、なぜなら、域内諸国が独自性を有する個々の異なった宗派的小国に分裂した際、イスラエルが域内で織りなす自然な秩序の一部になったため、多種多様な域内の独自性とアイデンティティを保護することにこそ我々が守り抜くべき必要性がある、と強調した。

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( 翻訳者:片居木周平 )
( 記事ID:53010 )