教団系暴力学生寮の父兄「学生は自分の意思できている」
2022年03月26日付 Cumhuriyet 紙

エセンレルのある教団寮で子供たちへ暴力を加えた職員が逮捕され、裁判所へ送致された。暴力の映像が話題となり続ける中、寮の前に来て、息子が3年間寮に入っていると語ったオズジャン・ユルマズさんは、「私たちの子供たちは自分の意思で来ている、私たちは満足している。」と述べた。

イスタンブルのエセンレルにあるスレイマン教団に属すると主張される学生寮で暴力事件が起こり、その映像が最初にソーシャルメディアに投稿された。イスタンブル県知事府は、書面による発表を行い、寮職員のアイクト・エルソズについて調査が開始され、逮捕されたと伝えた。

同発表では、県国民教育委員会が監察官を任じて行政調査を開始したとし、「私たちの生徒たちに向けられた暴力を伴うこの行動は決して受け入れられない、あってはならない事態に憤っている。」と述べられた。

最終的に、エルソズは警察での手続きの後、裁判所へ送致された。

■「私たちは満足している」

事件が話題になり続ける中、生徒たちの家族は関係者たちから情報を得るために寮の建物に集まった。

息子が3年間寮に入っていると明らかにしたオズジャン・ユルマズさんは、「映像を見て衝撃を受けた。信じられず、ここに来た。私の子供がここで教育を受けられるようにここに4000リラを払っている。私たちの子供は自分の意思でここにきている。子供が学術的な教育を受けられるようにと私は自発的に送り出している。先生たちの大半を知っている。事件には驚いた。誰も子供が殴られるのを望まない、自分の子供がここで教育を受けられるようにとここへ4000リラを払っている、私たちは満足している。自宅から非常に近かったのでここを選んだ、子供からはいつも報告を受けている。」と述べた。

ファズル・ヘルヴァジュさんは「経過を待とう。この状況に関して必ずや法的な手続きが開始される。学校の教育責任者、誰であれ、当人が警察本部と警察署での供述の後に勾留されるのかされないのか、見守っている。ここで寮の運営が完全に問題ありとなるなら、私たちの子供たちへもこのようなことが行われていたのだとしたら、子供達をここに留め置かない。ただしひとりの人物が一時的な暴力でこうしたとしたら、このことを機関全体の責任にする意味はない。」と述べた。

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( 翻訳者:大屋千寛 )
( 記事ID:53085 )