レバノン:バアルベックとヘルメルのヒズブッラー(1)
2022年03月23日付 al-Mudun 紙


■レバノン:バアルベックとヘルメルのヒズブッラー議員「祝福し同情し続ける」(1)

【ベイルート:本紙】

「守り続け、作り続ける」。これは来たる選挙で神の党ヒズブッラーが掲げているスローガンだ。しかし、バアルベック県、ヘルメル県の多くの議員にとってスローガンは冒頭の言葉程度にしか意味しない。にもかかわらずそれを通じて、域内の現職議員らは自身の地位に留まっていることを確認することができる…ハレの日の祝辞披露や葬儀参列に関する日常的な中枢任務においてのように。しかし、話を確かなものとするため、議員らは全身全霊で取り組んでいる。

ターイフ会議後にレバノンが初めて実施した1992年の選挙の際、域内の有権者はヒズブッラーに共感し、何ら考慮なしにヒズブッラーに票を投じた。ヒズブッラーは当時、あらゆる宗派から域内の議席を刈り尽くすことができた。そのため、1996年に実施された次期選挙の議員ブロックの説明責任に怠慢で、候補者リストへのいかなる侵入も許さなかった。同情の積極的な雰囲気は有権者基盤とヒズブッラーとの関係に影を投げかけた。当時、ヒズブッラーは抵抗者の役割としての効果もあってか人々の情緒に未曾有の影響力を有していた。

同党は事前の決定と与えられた戦略を採用した。ここでは、歴史を通して域内の特徴である家族・部族参加の影響を削減する機会が与えられている。また、同党が享受する民衆支持の勢いに後押しされ、完全な持続可能性を有すると思われた多くの伝統的な政治的一族を締め出すことができた。

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( 翻訳者:片居木周平 )
( 記事ID:53086 )