イラク外相「核合意は私たちの利益にもなる」「イランとアメリカの対話促進を継続する」
2022年03月27日付 Jam-e Jam 紙


 イラク外相は、核合意はイラクの利益にもなるとして「イランとアメリカとの間の緊張緩和と対話促進のため、これまで同様に役割を果たしていく」と述べた。

【ジャーメ・ジャム電子版】イラクのフアード・ホセイン外相はドーハでの会合の際に、Al-monitor[ニュース・サイト]のアンドリュー・パラシリティAndrew Parasiliti氏の独占インタビューを受け、「イランのアミールアブドッラーヒヤーン外相から連絡があり、彼らはウィーンでの協議において最終段階に至ったということだ」と述べた。

「イラクはアメリカとイランの間でどのような外交的役割を果たすことができるか?」という質問に対して外相は、「我々はアメリカ・イランの両国と友好関係があり、連携している。実際に交渉の初期から今まで、彼らは我々に交渉の動向について話をしている。そして場合により、両国の間でメッセージを伝える努力をしている。」と述べた。

 外相は、核合意の再建はイラク国内と地域の緊張緩和につながると述べたうえで、「アメリカとイランの対立はイラクの国土にも影響する。結果的に、我々はその代償を払うことになる。」している。

 フアード・ホセイン外相は、「3月13日におきたイランによるイラクのクルド人自治区アルビルへのミサイル攻撃は、おそらくウィーンでの協議や地域の諸問題とは関係がないものだろう。この攻撃について我が国はイランにすでに公式に抗議をしており、個別の調査が終わり次第、議論をすることになるだろう。」と述べた。

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( 翻訳者:TY )
( 記事ID:53110 )