シリア:シリア人権監視団がヌスラ戦線による拷問・処刑により民間人505名が殺害されたことを発表(1)
2022年02月02日付 al-Watan 紙


■「シリア人権監視団」の報告書…ヌスラ戦線は2012年初頭の設立以来、自組織の拘留施設で実施した拷問および恣意的処刑により民間人505名を殺害

【ダマスカス:本紙】

複数の反体制系ウェブサイトが報じたところによると、「シリア人権監視団」とされる組織が、テロ組織「ヌスラ戦線」が実行した拷問の結果として、2012年初頭から昨年末までに505人の民間人が殺害されたことを明らかにした。殺害された民間人のなかには児童71名に加え女性77名が含まれるという。

シリア人権監視団は、死亡した要因に応じて民間人の数を分布させたグラフを掲載した。それによると、違法な敵対行為によって殺害された民間人は371名(児童69名、女性67名を含む)、拷問および適切な医療措置の欠如により死亡した民間人は28名(児童2名を含む)、迅速かつ恣意的な処刑措置により殺害された民間人は106名(女性10名を含む)であるという。

同組織によるデータの分析によると、超法規的殺人による死者数がもっとも多く生じたのは2014年であり、次に2013年、2015年がほぼ同数によって続き、2019年が3番目だったという。

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( 翻訳者:メディア翻訳アラビア語班 )
( 記事ID:53122 )