ロシア・ウクライナ戦争における雇われ兵の分布(12)
2022年03月14日付 その他 - Independent Arabic 紙


■ロシア・ウクライナ戦争における雇われ兵の分布…「2か国語以上を話すことができ、1日あたり最大2,000米ドルの給与と引き換えに、ひそかにウクライナに向かう準備ができている元兵士を急募中」

【スーサン・マフナー:インデペンデント(アラビア語版)】

アフリカ

一方チュニジアのラジオ局「モザイク」は、チュニジア国籍やその他の国籍の囚人らの名前で埋め尽くされ、日付は先月の2月25日とされたウクライナ語の申請用紙の存在を明かした。これは(ウクライナ国内の)各刑務所・拘置所の所長およびウクライナ大統領に宛てられたものであり、彼ら囚人が反ロシア側にたって戦争に加わるとの要請を示しているという。これに対しチュニジア外務省に属する情報筋は、「チュニジア当局は、ウクライナ国内の刑務所に拘留されているチュニジア国民の対ロシア戦争への徴用にかかわる報道機関の報告について、調査中である」と述べた。

一方同省のムハンマド・タラーブルスィー一般外交・情報局長はドイツの『DPA』通信に対し、「チュニジア当局が在チュニジア・ウクライナ大使と連絡を取った」ことを明かしつつ、同大使がこれらの報告は真実でないと断言したと述べた。

さらにナイジェリアの『ガーディアン』紙が報じたところによると、115人の同国人がウクライナでロシアと戦うために徴用されたことを発表し、セネガルでは36人が同様の発表を行ったという。

南アフリカのセキュリティ・リスク管理を専門とするコンサルティング会社の取締役を務めるライアン・カミンガー氏は報道機関によるインタビューのなかで「ウクライナはアフリカの困難な経済状況を利用しながら、そこから外国人戦闘員を誘致する可能性がある」と述べ、次のように付言した。「アフリカの国民らも同様に、同紛争への参加に経済的機会を見出す可能性がある」。

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( 翻訳者:木戸 皓平 )
( 記事ID:53175 )