シリア:駐ロシア・シリア大使が両国間の貿易通貨としてルーブルを採用する可能性について言及
2022年03月30日付 その他 - Snack Syrian.com 紙


■リヤード・ハッダード駐ロシア・シリア大使:シリアは米ドルの覇権を拒否するよう世界に呼びかけた初の国家である

【スナック・シリアン・ドットコム】

リヤード・ハッダード駐ロシア・シリア大使は、シリア政府が、シリア・ロシア間の相互貿易から生じる支払いを決済するために、両国の通貨を用いる計画について話し合う準備ができていると明らかにした。

ハッダード大使はロシアの『タス通信』によるインタビューのなかで、「シリアは、米ドルの覇権を拒否するよう世界に対して呼びかけた初の国家となった」と付言した。また同大使によると、同国は2011年に外貨準備としてロシア・ルーブルを保有し始め、同国政府は全ての国家に対し米ドルの取り扱いをやめるよう奨励しているのだという。

さらに同大使は、シリア政府が、ウクライナ東部のルガンスク、ドネツク両共和国の承認をめぐる問題に関して議論する準備ができていることを明らかにした。同大使の発言によると、シリアはここ3年間、両共和国と、「両国民の利益となるかたち」での接触を行っており、また「両国共通の利益のためにこうした協力体制を拡大する準備ができている」のだという。

ロシアが最近、欧州諸国に販売している天然ガスの対価を、米ドルで受け取ることを拒否するとの声明を出したことは注目に値する。さらに同国は、貿易用の通貨として今後ルーブルを採用するとの意向を示していた。

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( 翻訳者:木戸 皓平 )
( 記事ID:53192 )