都市ガス、大幅値上げ
2022年04月01日付 Cumhuriyet 紙

都市ガスが大幅に値上がりし、住宅で使用されるガスは、35%の値上げとなった。石油ガス・パイプライン輸送株式会社(BOTAŞ)は、国際情勢に関連して発生した変動が原因で起こった値上げは、4月1日より適用されると発表した。

住宅で使用される都市ガスの価格は35%、発電用に使用される都市ガスは44.3%、製造業で使用されるガスにおいては50%の値上げが行われた。

石油ガス・パイプライン輸送株式会社(BOTAŞ)は、2022年4月の都市ガスの卸売価格の料金表をインターネットサイトで発表した。
エネルギー市場において、高騰が発生していると明らかにしたBOTAŞの発表で、「世界全体で起こっているエネルギー価格の高騰が、今日まで消費者たちに対し、同じ割合で反映されることはなかった。これに伴って増加したコストにかかわらず、この段階で、消費者に対して、国家による76%の補助が保証された。」と述べられた。

■以下のような発表がなされた。
・周知のとおり、都市ガスは輸入エネルギー資源であり、その99%以上を締結された国際的な協定の範囲内で、海外の供給資源より調達している。
・2021年始めから、世界およびヨーロッパのエネルギー市場での消費者たちが、市場で発生した異常な価格変動に関連して、法外なエネルギー価格にさらされていることは、世論からもちろん知ってはいたが、世界全体で起こっているエネルギー価格の高騰が、今日まで私たちの消費者たちに対し、同じ割合で反映されることはなかった。

■ヨーロッパ諸国間での最安値の都市ガスが私たちの国で使用されている
・これに伴って増加したコストにかかわらず、この段階で、消費者に対して、国家による76%の補助が保証された。
・一方で、家庭用エネルギー物価指数によれば、住宅では、ヨーロッパ諸国間で最も安い価格の都市ガスが、私たちの国で使われている。

■最小限の影響となるだろう
・2022年4月1日より、消費者に対し、可能な範囲で、最小限の影響となるような形で都市ガスの販売価格における改定を行わざるを得ないことがわかった。
-この範囲内で、2022年4月1日より適用される予定の項目は;

-発電のために使用される都市ガスの販売価格では44.3%の値上げ
-発電以外で使用される都市ガスの販売価格では50%の値上げ
-住宅で使用される都市ガスの販売価格は35%の値上げが行われるが、ガス1立方メートルに対し、国からの70%の補助は継続される。

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( 翻訳者:大畠梨紗子 )
( 記事ID:53204 )