パレスチナ:エルサレムでイスラエル警察とパレスチナ人青年が衝突
2022年04月03日付 al-Quds al-Arabi 紙


■エルサレムでイスラエル警察とパレスチナ人青年が衝突

【エルサレム:アナトリア通信】

日曜日、占領された東エルサレム中心部のバーブ・アームード地区で衝突が発生し、イスラエル警察が19人のパレスチナ人を負傷させ、別の10人を逮捕する事態となった。

パレスチナ赤新月社(非政府系)の発表によると、当地区でイスラエル警察とパレスチナ人青年のあいだで衝突が勃発し、パレスチナ側に19人の負傷者が出た。

当社によると、これらの負傷は打撲とゴム弾による暴行の結果である。

パレスチナ人青年たちはラマダーン月のイフタール(訳注:断食明けの食事)をとった後、この地区に集まることが多く、イスラエル警察は多くの街区で彼らを追い払おうとしていた。

この件に関して、イスラエル警察側は「暴動を引き起こした」かどでパレスチナ人10人を逮捕したとの簡素な発表を行った。

さらに、警察官のひとりの顔面に空き瓶がぶつかったことで軽傷を負ったと述べた。

これらの衝突が起こる以前には4人の負傷者と3人の逮捕者がでていた。

目撃者によると、イスラエル警察はバーブ・アームード地区に集中的に展開し、そこでの集まりを妨害していた。

2021年のラマダーン月には、イスラエル警察と入植者側からの激しい暴行がエルサレムで発生した。

これらの暴行は、エルサレム中心部のアクサー・モスクやバーブ・アームード地区、シャイフ・ジャッラーフ地区で集中的に発生し、パレスチナ人数百人が負傷し、数十人が逮捕される結果となった。

これらの暴行は、イスラエル軍とガザ地区のパレスチナ諸派のあいだでの軍事的衝突に発展し、2021年5月に21日間続いた。

これらの攻撃は、パレスチナ人数百人の負傷と殉死をもたらした。これに反発したパレスチナ諸派は、イスラエル市街に向かって数千発のミサイルを放った。

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( 翻訳者:藤原路成 )
( 記事ID:53217 )