イスラエル:イスラエルがアラブ諸国との「秘密裏の関係」を暴露
2022年04月04日付 al-Quds al-Arabi 紙


■イスラエルはアラブ諸国との「秘密裏の関係」を暴露 UAEとの新たな合意を結ぶ

【ガザ:本紙】

占領国家(訳注:イスラエル)は外交関係がない複数のアラブ諸国と「秘密裏の連絡」を行っていること、および国交正常化しているアラブ諸国とは、イスラエルの複数の大臣が参加する新たな会合を継続的に開催していることを暴露した。その結果として、経済面および治安面での合意へのサインが実現したという。

この件に関して、イスラエルのイーサーウィー・ファリーグ地域協力大臣はイスラエルと秘密裏の関係を持っているアラブ諸国が多く存在することを明らかにした。

イスラエルの「i24news」チャンネルが伝えた発表の中で、同氏は「事実、彼らと関係を持っている。しかし、その関係が内密のものとならないように我々はそれを明らかにした」と語った。

同大臣の指摘によると、これらのアラブ諸国は、近年国交を正常化したアラブ諸国(UAE、バハレーン、スーダン、モロッコ)のように、イスラエルとの関係を公表しないように要求したという。

同氏は「中東地域諸国はその情勢のゆえに似たような脅威を共有している」と主張し、「この情勢こそが、我々が(中東地域の)一体化を狙い、目的としている原因なのであって、テロとの戦いのために新たな中東をつくりださなければならない」と語った。

同氏は、「アブラハム合意」の名で知られる国交正常化への合意が「大きな成果」であると述べた。

特筆すべきは、占領国家との国交正常化プロセスの枠組みのなかで、UAEがドバイで開かれた「国際的治安同盟」に占領国家を参加させたことだ。この会合には複数のアラブ・イスラーム・ヨーロッパ諸国が参加した。

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( 翻訳者:藤原路成 )
( 記事ID:53219 )