フランス:控訴院が「イスラーム軍」元報道官による控訴申請を却下(2)
2022年04月05日付 その他 - Snack Syrian.com 紙


■フランス司法当局がマジュディー・ニウマ被告による控訴を棄却

【スナック・シリアン・ドットコム】

この点に関連し、捜査本部は「シリアの法律はフランスの法律と同様に、未成年者の徴兵あるいは彼らを戦争に参加させることに罰則を規定している」と述べた。またハイツ氏は、「フランスの刑法において定められている多数の戦争犯罪やその他の犯罪は、シリアの法律でも同様に規定されている。こうした事実は、同様の犯罪と戦い続けるにあたってシリアがもつ公の意欲を示すものである」と述べた。

「イスラーム軍」の元指導者・報道官であり、「イスラーム・アッルーシュ」として知られるマジュディー・ニウマ氏が、「メディア・報道の自由のためのシリア・センター」、「国際人権連盟」、「フランス人権連盟」といった複数の人権団体による告発を受けたのち、2020年にフランスで逮捕されたことは特筆に値する。同氏はその後、児童を強制的に徴用した罪、誘拐および拷問を行った罪などによって起訴された。一方「イスラーム軍」に対しては、同軍が2013年から2018年にかけてダマスカス郊外のグータ地方で活動していた際、民間人に対して組織的な犯罪を行ったとの疑いが掛けられた。

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( 翻訳者:木戸 皓平 )
( 記事ID:53230 )