サウジアラビア:イエメンへの資金援助を決定し、大統領指導評議会による和平交渉の開始を呼びかける
2022年04月07日付 al-Quds al-Arabi 紙


■サウジアラビアはイエメンに資金援助を行い、また大統領指導評議会の結成発表を受けて和平交渉の開始を呼びかける

【リヤド:諸通信社】

サウジアラビア通信(SPA)によると、サウジアラビアは今日木曜日(7日)、イエメン大統領が新設の大統領指導評議会に権限を移譲する決定を歓迎したという。また、評議会にフーシ派との交渉開始を促し、戦乱の国の経済に対して30億ドル相当の支援を手配すると発表した。

サウジアラビア政府は20億ドルを提供し、さらに10億ドルをUAEが提供する。なお、UAEはサウジアラビア主導の有志連合の一員であり、同連合はイランと同盟関係にあるフーシ派と戦う国際的に承認されたアブドゥラッボ・マンスール・ハーディー大統領政権を支援している。

また、サウジアラビア政府は、イエメン経済を支援するための国際会議開催を呼びかけるとともに、イエメンの人道危機に対する国連の対応を支援するために3億ドルを提供すると発表した。

こうした中、サウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマン皇太子は、イエメン大統領指導者評議会の議長および評議会のメンバーを迎え入れた。

SPAによると、皇太子はイエメン大統領指導者評議会に対するサウジアラビアの支持と、その設立がイエメンを戦争から平和と発展へと導く新しいページの始まりに貢献することへの強い期待を表明し、次の段階が異なるものになることを希望し、全ての人々の決意と楽観主義に言及したという。

さらに、皇太子は兄弟国であるイエメンが安全と安定に恵まれ、繁栄を享受することをサウジアラビアが強く願っていると明らかにした。

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( 翻訳者:鈴木真宝 )
( 記事ID:53237 )